転生してる!
「んぅ……ん?」
ここはどこだろう?
目が覚めたので、ムクリと起き上がって全体を見渡した。自分の家のリビング程ありそうなくらい広くて、すごく豪華な部屋だ。女の子らしい可愛いピンクで家具一式が揃えられている。
………私どうしたんだろう?こ、こんな王室?お嬢様?みたいな部屋でね、寝てたっけ?
…今さら気付いたけど私が座っているベット大きい!うわぁ、そしてふわふわもふもふだ~!…やっちゃいけないことだとはわかってるけど…
私はベットでピョンピョン跳び跳ねてみた。私の踏み込んだ足を高級そうなサラサラマットレスが、ふわりと受け止めてくれる。肌触りもなんて良いんだろうか!
「うわぁ~ほんとに気持ちいい~!」
…あれ?こ、声が幼くなってるような…寝る前にヘリウムガス吸ったっけ?…いや、そもそも買ってない…
なんとなく起きたときから、感覚がふわふわしてるような、不思議な感じだ。不振に思ったが、今はベッドに子供のように夢中になってる私にはお構い無しであった。
私はもう一度、ベッドに寝転がってみた。体の沈みかげんも丁度良い。はぁあ幸せ!寝ることが好きな私にとって、この寝ころがってる時間は最高~!
私は大きな深呼吸をしてゆっくりと目を閉じた。満足満足!
…大人げなくはしゃぎすぎたかな…と、とりあえず、降りてみようかな。
私はやっと冷静を取り戻した。で、でも誰だって豪華な部屋だったらはしゃいじゃうよ!多分!そう自分で言い聞かせて、ベッドを降りることにした。
よいしょっと。…ベッドから降りるのってこんなに大変だったっけ…まるで小人になったみたい…
そしてやけに部屋の景色低く見える。家具が大きいのかな?錯覚かな?それとも……私が縮んだ…とか
…いやいやいや!気を付けて牛乳を毎朝飲んでるし!…気のせいだ。うん。
すると、ベッドの横に大きな鏡があった。そこには、ありえない、とんでもないものが映りこんだ。
あ、鏡…ん?目がおかしくなったのかな?私?
鏡に映っていたのは、綺麗な黒い髪、透き通るような青い目に、可愛らしい唇。まさにカン・ペキ美少女だった。
じーーっ
動かない…はっ!そうか!これは絵か何かなんだ!いや~てっきりこれが鏡でこの子が自分かと!
「アハハハ…は」
自分が苦笑いすると鏡の中の子も苦笑いした。
確・定・し・た。
うえええええええ!?
嘘でしょ!?
六歳ぐらいのしかも美少女が…私!?
まって、落ち着くんだ…私…、こんなことありえるはずがない。きっと目が疲れてるんだ。それか夢よ。
あのベッドにダイブすれば、また戻れるはず。寝れば戻るはず。
チッチッチッチッチーン
…ああああ寝れないいいい!!!
…ん?でも冷静に考えればさっきの姿どこかでみたことある?
ううーん…なんだったっけな…
私が悩んでいると、すぐにモヤ~と記憶がはっきりしてきた。
今思えば、あんなに早く思い出すなんておかしい。でも、その時の私は今の状況を早く理解したくて、そんなことおかまいなしだった。
…んあ!そうだ!この子、友達がハマってる、乙女ゲームに出てきた悪令嬢ルーシー・リアフィリアだ!
悪令嬢だけど、イラストとか本当に綺麗で美人だって友達がゲームを私に見せてくれたから覚えてたんだ。
…って事はどういうこと?
あ…つまり今の私は…
乙女ゲームの悪令嬢ってこと?
「っまじきゃ、かーー!」
驚きのあまり、大声を出したのは、仕方がないことだと思う。
この作品は作者が小説家になろうを始めた頃からの作品なので、文法がおかしい、表現力が少ない点については、ご了承下さい
( ˘ω˘ )
(見逃してやってくださいwww)
ただいま作者は受験シーズンに入りましたが、新しい投稿はお休みさせて頂いて、1話からゆっくりと編集させて頂きます。
なので物語が繋がらないということも多発する恐れがございます。それを確認、踏まえた上で次のお話にお進みください(汗)
誤字脱字などありましたら、コメントでお知らせください。