表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アサシンズ ロア  作者: ぽんこっつ
教国編
48/52

ワープポイント地点 白ローブ達との戦い

すいません、かなり間が空いてしまいましたorz

ちょっと仕事でバタバタがありまして、すいません


 「ねえっ!この馬車何処に向かってるの?! あっ!きゃあああ!」


みどりさんは激走する馬車の中で叫ぶ様に問いかけるが

途中で、激しい揺れに耐えられず、バランスを崩し、幌馬車の荷台の上を

左右に転げまわる悲劇に見舞われている


王子と【伽藍】さんは、幌馬車の骨組みなどを掴み、耐えているが

みどりさんの悲劇を目撃して、掴んでいる手に力を込め直している


俺は御者台に必死でしがみつきながら、後ろの幌馬車部分に

叫び返す


「ガーネットさんの所に、【うーちゃんJr】と【まーちゃんJr】が

運んでくれるっていうから、任したんだ! 」


王子と【伽藍】さんは掴むのに必死の様で、

俺の叫びに対し、返って来たのは


「だれかっ!とめてっ!助けてえええええ!」


さっきからずっと左右に転がり続けているみどりさんの叫びだけだった


幌馬車は、すぐに教国首都のシンボルの白亜の神殿を通過し

北門付近の小さな古い教会の前に、辿り着く


「ここにガーネットさんがいるの?」


此処まで激走してくれた二人に問いかけると

二頭の馬は、小さな教会の入り口の扉を見つめ、低く嘶く


「そっか!ありがとう二人とも、本当に助かったよ、ありがとう!」


二人の背を、交互に労わる様に撫でていると


「あんた…馬の言葉なんてわかるの…」


息も絶え絶えなみどりさんが、杖を支えに馬車から降りて来る


「いや?なんとなくかな?」


その言葉に、みどりさんは少し、よろめく


「あんたねっ…まあいいわ…それよりここに黒子ちゃんが?」


姿勢を正しながらみどりさんは、教会を見つめ


「ふむ?ワープポイント地点であるか?」


「そのようですね、入口にワープポイントの看板が出てますね」


二人の視線の先には、教会の玄関わきに置かれた

小さな看板が、ワープポイント地点を現す渦巻きマークが書かれていた


「移動してすぐ襲撃を受けたと言う事ですか…急ぎましょう!」


全員で頷くと、教会の扉まで一気に駆けだす

途中で一回振り返り、ここまで送ってくれた二人に手を振る


(また、何処でね…二人ともありがと!)


王子が教会の扉の前で立ち止まり、扉に耳を当て、音を探る


「何人かいますね…話し声と、何かを運んでいるようですね…」


「ふむ、どうするであるか?」


【伽藍】さんが、王子に声のトーンを落として話しかける

中の様子が詳しく解らないので、慎重になっているのかもしれない


「決まってるでしょっ!」


みどりさんは、そう言って扉の持ち手に手を掛ける


「黒子ちゃんが危ないのよっ!いくわよ! せーのっ!」


「「「 ちょっ! 」」」


みどりさんが扉を一気に引き開けると

中の様子が一気に目に入る


手前から並ぶ礼拝堂にある様な長椅子達

正面に見える膝まづいた聖女のリレーフ、その手前に煌めく光の渦

そしてーーー光の渦周辺で蠢く白いローブ達の集団

集団に抱えられているのは、ロープで縛られた【The sushi】のメンバー


突然の俺達の出現に、慌てて態勢を整える白ローブ達


「敵は十五です、一気に制圧します!」


王子の叫びと同時にお互いに武器を構え臨戦態勢になる


「うむ、時間が無いのである!ガーネット殿は返して頂くのである!」


【伽藍】さんはそう叫ぶと、まっすぐに敵達に向かい、歩を進めて行く

それを見た白ローブの一人が【伽藍】さんに向かって駆けだす

一気に間合いを詰め、斬りかかるがーーー


「邪魔である!ーーー【震打衝】」


【震打衝】 

確か強力な打撃で一時的に麻痺スタンさせるスキルだったはず

(怒ってても、手加減はしてくれてるんだ)


そう思った俺の目の前で起きた光景は衝撃的だった


【伽藍】さんは、飛びかかって来た敵を、平手のビンタで叩き落した!

叩き落された敵は、バウンドし一m程跳ね上げられ

地面で痙攣している……


「うむ!峰打ちである!安心せよ!」


高らかに告げる【伽藍】さんに、敵も固まっている…


(ビンタに峰打ちとかあるのかよ…それに威力ありすぎだろ!)

人がバウンドするなんて滅多にみれねえよ…


「きさま!よくも仲間を!」


固まってしまっていた白ローブ達から二人が駆けだし襲いかかる


「うむ!ーーー【震打衝】【震打衝】」


【伽藍】さんは飛びかかって来た二人を左右に平手で撃ち返す


「ぎゃっ!」「うごっ?!」


二人は、凄まじい破壊音と共に、並べられた長椅子を破壊しながら

左右に十m近く吹き飛ばされる


明確な力の差を感じたのか、驚愕したのか

再び硬直してしまっている残った白ローブ達に


「うむ!面倒である!全員でかかってくるのである!」


豪華に笑いながら宣言し、手招きをする


「但しーー次からは手加減はせぬ【闘士の咆哮】」


【伽藍】さんから発せられる力の籠った雄叫び


「ひいっ!」「やめてくれ!」「吹き飛ぶのは嫌だあああ」

「あのビンタは辞めてくれっ!」


床にへたり込みながら、次々に武器を放棄する白ローブ達…

それの姿を確認し、満足げに頷く【伽藍】さん

俺達に振り返ると、不思議そうな顔をする


「うむ?皆、耳を押さえてどうしたのであるか?」


いや…いきなりの大声で耳がキーーンってしてるだけですよ…

前回の使用された時よりは、ましだけどね…



~~~~~~~~

~~~~~~~~


「すまねえ、俺達が付いていながら…」


唇を噛みしめながら、悔しそうに頭を下げる【天然はまち】さん

【鉄火巻き】さんとガーネットさんは既に連れ去られてしまっていた

壁の聖女のリレーフを指差し


「あのリレーフの後ろに通路があってそこに入って行ったんだ」


俺達は壁のリレーフに近づき、軽く叩く


「確かに、一部分空洞の様な音がしますね」


「あんた達っ!開け方教えなさい!」


王子の言葉を受けて、みどりさんが白ローブ達に向き直り告げる


「いや…俺達も知らないんだ、最初に叩き落された奴が開けてたから…」

「ほ、本当なんだ!信じてくれ!」


白ローブ達の最初の最初に叩き落された男は、未だに床でぴくぴくしている

動けそうにない…


「うむ!破壊するのである!城壁に比べれば簡単である!」


【伽藍】さんは、拳を大きく振りかぶり


「【重撃】である!」


リレーフに全力で叩きつける

教会に、低く鈍い音が響き渡りリレーフに大きな亀裂が入る

三発目の拳が叩きこまれた時、リレーフは崩れ落ち

後ろから、地下へと続く階段が姿を現す


「さあ!いきましょう!」


王子の言葉に、俺達が地下通路に足を踏み入れた時

システムログが流れる


【上級ダンジョン【忘れられた神の聖域】Dルートより入場いたします】


【注意事項   こちらの入場口は正規ルートではありません     】

【       このまま進むと 最深部に到着します、ご注意ください】


「え?何これ?」

「ガーネットさんはそこにいると言う事でしょうね」

「何処でも関係ないわっ!黒子ちゃんは助ける!」

「うむ!仲間である!当然助けに行くのである!」


お互いに顔を見合せ頷き合う


「じゃあ行こう、ガーネットさんが待ってる!」


「少しだけ待って下さい、彼らに頼みごとをしてきます」


王子は【The sushi】の残りのメンバーと少し話してから戻って来た


「彼らには別で動いて貰います、では行きましょう」


俺らは階段を下って行く、ガーネットさんの待つであろう場所を目指して





今回は間が空いてしまい、すいません

割烹にも後で書きますが、仕事でばたついてしまって

すいませんでした


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ