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アサシンズ ロア  作者: ぽんこっつ
VR編
25/52

新規組との出会い&帝国首都への道

読んで頂きありがとうございます、稚拙な文で、まだまだ書き方もうまくは書けなくて申し訳ないのですが、そんな中読んで頂いた方々、お気に入りに入れて頂いた方々皆様ありがとうございました

最近の定位置、御者台に座りながら馬車に揺られている、今日は横に王子様が座ってくれているので、話し相手には困らない、王子様が横に居るのには訳があった、少し前の馬車の中での話しである


「 俺さ、馬に名前付けてみたんだ 」


「 あんた馬鹿ねっ!レンタルだから街に着いたら居なくなるのに 」

「 まあまあ、みどりさん、アシッドさんは長い時間御者台に座ってくれてたのです、愛着が湧いてもしょうがないでしょう、ちなみにどんな名前を付けてあげたのですか? 」


「 右側のつぶらな瞳の子が【うーちゃん】、左側のまんまるの瞳がチャーミングなのが【まーちゃん】だよ! 」


あれ…どうしたの二人して固まって…


「 あんたっ!変人だとは思ってたけど…まさかそこまで… 」

「 疲れてるのですね…今日は私が隣で話し相手になりますよ 」


みどりさんは、憐れむ目で、王子様は慈しむ目で俺を見て言ってくれた、

疲れてるのかな…俺…【うーちゃん】【まーちゃん】…変だったかな…



のんびり進みながら、丘陵地帯の出口が見えてきた時、出口付近に四人の人影がみえた、向こうもこちらに気づいた様でこちらを気にしている


「 王子様、あのPT何してるんだろ? 」

「 わかりませんが、ここは首都付近ですので新規組かもしれませんね 」


おお!新規組と初遭遇できるのか、


「 ちょっと話をきいてみましょうか? 」


近づいて来るにつれ、その姿がはっきりと見えた、剣士系が二人に、神官系一人、魔術士系一人の四人組だった


「 こんにちは、どうかなされましたか?なにかお困りでしょうか? 」

王子様は眩しい笑顔で話しかける


「 あ…いえ、そういう訳ではないんです!みんなLVが上がってきたんでここに挑戦しに来たんですが、一人今、落ちてるんで復帰待ちなんです 」


代表して真新しい皮鎧をきた男が返事をしてくれた

そうだよな、LVが上がったら新しい所に遊びにいきたくなるよな…


「 なるほど、でもこの先の【丘陵地帯】は一応、危険地帯ですが? 」


王子様が心配げに問いかける、ここ【丘陵地帯】の適正レベル帯は130前後だ、新規組がこの何日かで、130付近まで上がっているとは思えない、思わず聞いてしまう


「 大丈夫なの?ここは適正レベルはーー 」

「 ストップ! 」


急に、皮鎧の男に話を止められた


「 無茶なのは承知しています、ネットで検索すれば攻略サイトで適正レベルもわかるでしょう…でも!俺達は、レベルが上がってきて、どこまで通じるのか試したいんです!しかもここを越えれば、最短で違う国に行ける!楽しそうじゃないですか! 」


そうか…俺らには普通の旅路になってしまったけど、始めた頃は、行った事無いマップにいくのも大冒険な気分だったな…なんとなく笑みが浮かぶ


「 いい心構えねっ!気に入ったわっ!思う存分楽しんで挑んでらっしゃいな、もし越える事が出来たら、また世界の何処かでお逢いしましょう!その時はご馳走してあげるわっ!もし駄目で街に戻っても、ご馳走はしてあげるわっ!だから…どこかで逢ったら私においしいお店を教えなさいよっ! 」


みどりさんが馬車の上から檄を飛ばす、


「「「 おう! まかしとけ! 」」」


「 ご無事を祈ってますよ! 」


王子様も爽やかな笑みを浮かべながら言う


「 よし!みんな!なんか燃えてきたな! 」

「 おう! 」「滾ってきたっ!」「いこうぜっ!今ならイケる気がする」

「 よし!いくぜ!突撃だぁぁぁ! 」


四人ともそれぞれの武器を取りだし、駆けだしていった


「 いいですね、楽しそうで、昔は私達もきっとあんな感じだったのでしょうね 」

「 そうねっ!昔はスキルを覚えたりしたら、すぐ使わないと気が済まなかったしねっ! 」

「 ああ…懐かしいね、少し羨ましいよね 」


などと話しこんでいると、ふと声をかけられた


「 あの…ここに4人組のPTいませんでしたか…?ちょっと離席の間待っていてくれてるはずだったんですが… 」


ちょっと! 四人組! 一人忘れてるっ!


結局事情を話すと、一人残された魔術士の女の子は


「 さっき行ったばかりなら追いかけます! 」


と、お辞儀をして駆けだしていった

無事に追いつくといいね!


【丘陵】を抜けて、穏やかな平原にさしかかる頃、【伽藍】さんとガーネットさんがログインしてきたので、挨拶を交わす、街道から離れたあたりにはちらほら人影が見え、新規組が狩りをしている様子がみえた


「 うむ!新規組であるか!楽しみである! 」

「 どんな感じなんでしょうね!楽しみです 」


二人とも新規組には興味津々の様だった


「 そうねっ!さっきの人達はどうなったかしら、街にもどってるかしら?まだ頑張っているかしら? 」

「 私は最後に追いかけていった子も心配なのですがね 」


みどりさんと王子様が、さっきの彼らを案じていた

日が暮れて、暫く立った頃、遥か向こうに城壁が見えだした


「 見えたわっ!お城よっ!お城っ!そして美味しい御飯よ!ご飯っ! 」


みどりさんの叫びに、ガーネットさんが高速頷き上下運動で賛同している


「 うむ!帝国首都である!筋肉が唸るのである! 」

「 いい出会いがあればいいのですがね 」


【伽藍】さんは何かのポージングを決めつつ、王子様は、夜なのに光り輝くスマイルで言葉を交わす


「 新規組も楽しみだし、ガーネットさんのクエストも楽しみだよね 」

「 そうよっ!私達二人には首都の美味しい物を調べつくすという壮大なクエストがあるのっ!明日から大変だわっ! 」


それに、今までで最高速度で頷き上下運動で賛同するガーネットさん……

おーい…ガーネットさん、目的が違ってきてますよー…

待った二年間は何処に行ったのですか…


そうして、俺達は夜の帝国首都にたどり着いたのだった



次から首都での新規組やガーネットさんのクエ、みどりさんの美味しい物探しなどの予定です

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