馬車の中&無駄話
稚拙な文を読んで頂いてありがとうございます
見て頂いてる方、ご評価いただいてる方、お気に入り登録、感想本当にありがとうございます、つい最近描き始めたので技法などわからず、読みにくくなっていたら本当にすいません
翌日、仕事が一時間程残業になってしまったが
帰宅途中でコンビニ弁当をかって帰宅した
ログインする前に食事を済ませようと食べていると
ふと、昨日のVRで食べた食事を思い出した
「この唐揚げ弁当だって美味しいさ…」
ちょっとだけ悲しみが込み上げてきた
よし、準備おっけー
【ログイン】
「 あれ?またなんでここに? 」
そこは、昨日も訪れた青い部屋だった
普通なら予約していた馬車の中にでるはずなのに
「こんばんは!サポートフェアリー【ミーア】です!」
「【ミーア】さん、こんばんは、俺なんでここに? 馬車を予約してたはずなんだけど、この青い部屋にいるのかな?」
「はい!ご説明させて頂きます!【アシッド】様が馬車に乗る前に、昨日のクエストに関連するイベントが発生しております、そのイベントを体験してから現在位置にワープする事ができますが、どうされますか? 」
「リプレイ?みたいなのを体験してから、元の位置に転送て事? 」
「はい!その通りです【アシッド】様は、話が早くて助かります! 」
んん?なんか【ミーア】さんの様子がおかしいな
いつもなら、からかったりしてくるのに
思わず小声で話しかける
(【ミーア】さん、どうしたの?何かあった?)
(そんなことないですよ!私はいつも通り真面目で仕事に忠実なサポートフェアリー【ミーア】です!)
うんやっぱおかしい、さらに声を小さくする
(ねえ、どうしちゃったの?)
(しつこいですよ!まあこれ位小声ならばれないからいいでしょう
実は昨日ですね、あるサポートフェアリーがある人をからかったら
その人が勘違い暴走してドットアバターで実際ゲーム始めちゃったんですよ
それがばれて、全体フェアリー朝礼でみんな、【からかい過ぎ注意!】て大目玉なんですよ!)
ああ…ここでもあの人の影響がでてたのか…
そして全体フェアリー朝礼ってなんだ…
「なんとなくわかった、ごめんな【ミーア】さん、じゃあイベントから開始してもらえないかな? 」
「わかりました!ではイベント後現在地に転送されます!いい旅を! 」
それは、馬車に乗り込もうとしてる時だった
ギャロさんが見送りにきてくれていた
「また来てくれよ!あんちゃん!子供達も楽しみにしてるからよ!」
「ええ、かならずまた来ますよ! 」
そう言って、ギャロさんと軽く握手を交わす
「「おにーーちゃーーーん」」
可愛らしい双子の声が響いた
「おう!おまえらも見送りにきたのか!おにーちゃんにまたね!ていいな」
「おにーちゃん、昨日はお話ありがとう!またお話きかせてね!」
「これ、二人でつくったの、よかったら付けて欲しい! 」
二人が差し出してくれたのは、かわいい木のブローチだった
ピンクのガーベラの花が描かれていた
「ありがと!大事にするよ!」
それを外套の内側に付けてみる
(服が真っ黒だからなあ、外向けに付けれないのが残念 )
【双子が心を込めて作った木のブローチ】
【幼い双子が、お礼の気持ちと旅の安全を祈って作ったブローチ】
【HP回復率+1%】
「それじゃいってきます!みんなまたね! 」
「「 またね! 」」
そして視界が一瞬暗転する
「ここは馬車の中かな? 」
ゆっくりとガタゴトゆれる
後ろの方に、ゆっくりと街道が流れていくのが見える
幌付き馬車なんだ
「おや、おかえりなさい【アシッド】さん 」
「こんばんは、王子様、みんなはまだですか 」
「ああ、二人なら一緒に狩りに出かけましたよ 」
「馬車から離れて平気なんですかね? 」
「なんでも3km程離れると自動で警告がでて、ここまで戻れるそうです」
「移動に時間がかかるから退屈しないためですかね 」
「多分そうでしょうね 」
そういいつつ王子様は、どこから出したのか、
ティーポットからティーカップに紅茶を注いでいた
優雅だな王子様
「あの、それどこから出したんですか? 」
「ああ、これですか?」
「これは【どこでもおでかけティーセット】だららんクマさんverですよ」
何それ!だららんクマさんって何?
よく見るとポットとカップに、だらーんと寝そべったクマさんが描かれていた、ちょっと可愛いじゃないか…
「ご存じないですか?一年程前に実装されたレアアイテムですよ、2D版だとこの紅茶にSP回復効果があったので重宝しましたよ 」
引退してた頃だわ
「もう!この脳筋!なんであそこで飛び出すのよ!! 」
「拳と拳を交えてこそ闘い!拙僧の筋肉をぶつけるためである! 」
二人は賑やかだな
「おかえり!そしてこんばんは、お二人さん 」
「あら、おかえり、まだ一時間程かかるらしいわよ街まで 」
「うぬ、再会を嬉しく思うぞ! 」
【伽藍】さん大げさです、一日しかたってないのに
「あら?王子様それ、だららんクマさんじゃない? 」
「ええそうですよ?何か? 」
「それもレアだけど私のも凄いわよ!」
そんな競い合うほど種類あんのかコレ…
「じゃーーーん!」
「なんと【どこでもおでかけティーセット】ドキドキクマさんverよ!」
「「おおー!!」」
王子様と【伽藍】さんがハモる、いかん一人だけ凄さがわからん
それは、描かれているクマさんの絵が、なぜかビキニを着て寝そべっていて
こちらにウィンクしている絵だった、ご丁寧にビキニの上の肩紐はほどけていて、クマさんの可愛いおててが、そこを手ブラで隠している
うん!ドキドキするね!このアイテム作った奴は正気だったのかと!
「拙僧のは、更にレアである!! 」
「うそっ!これよりレアなんて攻略サイトでしか見た事ないわよっ!」
攻略サイトに載ってるのかコレ
「それは是非みてみたいですね 」
「うむ!コレである!」
「【どこでもおでかけティーセット】ハラハラクマさんver 」
クマさんどこまであるんだよ…
それは前の二つとは大きく違う点があった
描かれている絵が動いてるのである、プチアニメーションだった
「「 おおっー!! 」」
感嘆の声を上げる二人、
すいません、技術の無駄使いにしか思えなくてごめんなさい…
その動いてるアニメーションは、断崖絶壁のぎりぎりの辺りに。大きな木が生えていて、その上にクマさんが大好きなハチの巣があって、それをクマさんが立ちあがって取ろうとしてるものだった
立ちあがったクマさん、ふらついて危ない!
だめっ!そっちは崖が! そしてクマさんの「あっ!」ていうアップで終わるものだった、さようならクマさん…
「で、あなたはなんのクマさん持ちなのよ? 」
みどりさんクマさん持ちって
「俺その時休止してたから、もってないんだよね 」
「ぬ?無いのであるか?よし拙僧の予備を差し上げよう!」
いやいや特にいらないけど、かといって断れないのも性
「【どこでもおでかけティーセット】ガチムチリスさんverである!」
そこでも筋肉かよ!そこにはガチムチなリスさんが立ちあがってポージングを決めて、『どやっ!凄いやろ!』て顔したリスさんが立っていた
なんで俺だけリスさんなの…
みどりさんは俺を指さして大爆笑していた
王子様、後ろ向いてますが肩震えてますよー
【伽藍】さん、リスさんと同じ『どやっ!凄いやろ!』顔辞めて下さい…
そんなこんなで、街に着くまでの一時間は潰れたのであった…
今回はあんまり関係ない話ですね、すいません脱線してしまいました