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アサシンズ ロア  作者: ぽんこっつ
VR編
14/52

初戦闘&プレイヤーとの遭遇

稚拙な文をお読み頂きありがとうございます

昨日から突然PVが伸びて嬉しいですが

稚拙な文でお恥ずかしいという思いもあります

そんな文でも読んで頂いて本当にありがとうございました

森までは、1時間程でこれた、もちろんゲーム時間でだ

周りの景色が綺麗で、見とれながら歩いてたらすぐだった


とりあえずアイテムボックスから短剣を二本取り出す

「思ったより重量感あるんだな」


取りだしたのは【シャドウペイン】×2だった

黒く鈍く光を吸い込んでしまうような漆黒、刃渡りは40cm程、直刃の短剣

握りこむと、不思議と手になじみ、手に同化していくようだ


「うし、潜入開始!」


森は昼だというのに、薄暗かった

不気味な森 普通ならそう評価するだろう


だがアサシン系には影や闇は味方である

【闇に潜り、影を渡り、音も無く敵を討つ!】

これぞアサシンの本懐!

多分……

あーまた不治の病が再発してきたな

鎮まれ俺の厨二病……


前方になにかの気配を感じる

【シャドウウォーク】 念じる

音もなく影に潜り接敵するスキルである


(うお!ゴブリン×3だ!本物だ!リアルぽくみるとなかなか、、、だな)


その先にはファンタジーではおなじみの、子供位の背丈に尖った耳

伸びて尖った昔の魔女の絵みたいな鼻

ぼろぼろの皮鎧と錆びた片手剣ををもったゴブリン達が歩いていた


(初戦闘か!ちょい普通の戦闘を試すか)

【シャドウウォーク】解除

途端、ゴブリン達がこちらを振り向く


「「「ギャギャギャ!」」」


剣を振り上げて向かってきた

けっこう迫力あるな、ゴブリンなのに

こちらも短剣を構えて、ゴブリン達に向かいあう


途端、世界は変わる


「あら? なにこれ?? 」


ゴブリン達に攻撃意思を向けた途端、世界が変わった

ゴブリン達が驚くほどスローなのだ


俺もスローになってるのかと思い動いてみたが

普通に動ける、ひょっとして高いagiとか回避補正の影響?

あまりにもスローなので周りも確認する


「おっと?これは何? 」

戦闘になった途端、視界の左上に緑と青のバーがでている

意識を向けると

【HP 36789 SP 2467】

ああこれHPとかか

邪魔にならないように普段はバー表示なのね


とりあえずゴブリンに切りつけてみる

「よっと」

1回切りつけただけで、ゴブリンは白いエフェクトに包まれていく


「やっぱゴブリンとか相手じゃ無理か…」

もうちょい上のmapにいったら楽しめるかな?


そうして、晩御飯の約束もあるし、昔話をするには時間は多い方が

いいだろうと思い引き返す事にした


てくてく、

最初に現れた丘の上に来た時

思いがけない出会いがあった


「ようこそ!【アルミシア千年王国】西の地方【エルメシア地方】

のさらに西!開拓の村【ミルバ村】に!! 」

俺は小高い丘の上で途方に暮れていた、紅いローブに身を包んだ

紅い髪の女性に話しかけた


どんだけ紅が好きなんだこの子


「ほっっんとありえない!! ありえないわ!

ランダムでいいって言ったけどまさかこんな大陸の西の果てなんて!」

この全身紅の女の子は、魔術師系のキャラで【みどり】ていうらしい


紅なのに【みどり】ってややこしいな

ちょっと切れ長の瞳が特徴的な美人さんだ

高校生位だろうか

さっきから怒っておいでだ


「しかも馬車がくるまで何をしとけばいいのよ!

VR化した大きなお城とかみたかったのにぃぃぃぃ」


「あースキルとか戦闘の仕方練習しといた方がいいぞ?

なんか勝手がちがうから」


「それならサポートフェアリーの所でチュートリアル何度もしたわよ!

だから転送がおくれたのよ!もうっ!」


チュートリアルだって…?

なんだそれ、まさか俺のサポート妖精さん

【まあそんな感じです!】てのではしょったんじゃないのか?

そんな事ないよね……妖精さん…

信じてるよ……


「HPやSPの見方とか、大陸マップの説明とかも長々とね!!

もうっ、スキップもさせてくれなかったんだから」


妖精さん…はしょりすぎです……

ああ…俺の妖精さん…信じていたのに


その時、後ろでまた気配が生まれた


「「ようこそ!【アルミシア千年王国】~(以下略


現れたのは銀色に輝く鎧に包まれた金髪碧眼の王子様だった

背中に背負った大きな剣がアンバランスだった


「そうですか、ここは西の果てなのですね」

声までイケメンだとは…

「申し遅れました私は、【エレル=エレルノギア】と言います、

ロードナイトです」

ロードナイト!騎士系最上位職の一人である

高火力の近接職、スキルでもパッシブでも万能である

職もイケメンである…


「俺はアシッド、アサシン系だ、よろしく」

「みどりよ、魔術師系、よろしくね、王子様」


もうあだ名付けてるよ、たしかにぴったりだけどさ

本来、身内でもない限り、自分の職業を明確にはしない

臨時でボスや狩りに行く時に明言する事はあるが

王子様のように、初対面でいうのは珍しい


「村で借りに宿舎を貸してくれるらしいし、村人さん達と遊んでおいてもいいんじゃないかな? 周りはゴブリン程度だから練習にもならんし」

「そうね、こうなってしまった以上はしょうがないわ」

「ええ、私もそれでいいと思います」


その時また後ろに気配が生まれるのを感じた

「「「ようこそ!【アルミシアせんねええええええ???!!!】」」」


衝撃だった


現れたのは


剃りあげられた頭髪、鍛えられた丸太のような腕

女性の胴ほどもあるであろう首、2m近い身長


そして


30cmもないリーチ、4頭身のアンバランス

数cmの足、40cmは超える足のサイズ


「「「あのドットキャラで来たやつがいた!!!!」」」



「なるほど!この場所はそこまで西の果てであったか、、、」

いやなんで普通に話に入ってるのこの人

そもそも【アルミシアあああああ】としかゆってないし


「ねね? なんでそのアバターできたの? 」

みどりさん いい質問をした


「ん?拙僧の事か?拙僧は【モンク】の【伽藍】と申す!」


いやいや流してるよこの人

でもモンクって聖職者系なのに自らの身体を武器に接近戦で戦う武闘派だ


「だーかーらっ! なんでそのアバターなのかきいてんのっ!」

みどりさんカルシウムが足りませんよ、、、


「私もそのアバターを進められましたが戦闘スタイルにあわないのでお断りしたのですが、伽藍さんはなぜそのアバターを? 」

王子様さすが

でもみどりさんと同じ事聞いてるだけの気も


「うむ?【さぽーとふぇあり】とか申す者が、最初に出してくれてな

【ぷくくっ、お似合いですよ!】と似合っていると褒めてくれたのでな!」


あー多分それは褒めてたわけじゃないと思うぞ

他の二人も(あーこの人、筋肉な人だ )と多分わかったようだ


「それで、妖精さんはオッケーだしたのか?」


「ん?拙僧が、そこまで褒めて頂いたのなら気に入った!これでお頼み申すと頼んだら、【えーと考え直してもいいのよ?】

【ねね、やっぱり普通のがカッコイイと思う!作り直してもいいのよ!】

【きっと気の迷いよ!私達やりなおしましょう!最初から!】

【ずびばぜん やり直してぐださい】と最後は感涙まで流してくれたぞ!」


サポート妖精さん……からかう人選間違えたな


「最後に誰かと相談しながら、【アバター変更チケット1回分】という物まで頂いたぞ!

【きっと不便がでるから不便が出たらこれでここまで戻ってきてください】

あそこまで感涙をしてまで似合うといってくれたのだ!不便なんてでようはずもない! 」


この人駄目な人だ……きっといろいろ…


「あー伽藍さん?じゃあちょい練習がてらゴブリン相手しません?」

提案する

他の二人も「ハッ!」とした目でこっちを見た

そう、気づいてないなら、気づかせればいいんじゃないかなあ


「ぬうう!!!拙僧の必殺【龍激脚】」

申し訳なさそうに、ゆるきゃらのつま先が「ピコッ!」てあがる

「これを避けるとは!ならば【激流連打衝】!!」

30cmの腕が交互にぴこぴこしてる


うん、、やっぱ無理だ、これ

「そうよね、、どう考えたってこうなるわよね」

「私ももしかしたら、伽藍さんの個性的パワーならいけるかと思いましたが

「「「やっぱ無理よね!(ですよね)」」」


伽藍さんはというとゴブリンに囲まれて袋叩きになっていた


「痛いっ!イタッ!ちょ…たすけて……イタッ」


伽藍さんキャラ崩れてますよー



その後伽藍さんはすぐに


「作りなおしてくる」

て涙目(ドットなので見えなかったけど)で帰って行った







すいません

ふざけすぎましたかね?…

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