先行テスト開始 村人初遭遇
稚拙な文をお読み頂きありがとうございました
PVが急に伸びて驚くとともに、読んで下さった方々に感謝です
お気に入りにしてくださった方、ご評価いただいた方
誤字等指摘して頂いた方、皆様ありがとうございました
そしてとうとう
【アメルナオンラインVR】の先行テストが実施された
ログインすると、さっきの青い部屋だった
「こんばんは!おかえりなさい!アシッドさん!」
サポート妖精さんの可愛い声が響く
「ただいま! ミーアさん、さっそくゲーム始めたいんだけど? 」
「ちょっとまってくださいね~、転移者さんにはいくつか説明事項があります
まず、スキルなのですがアイテムボックスの時と同じで念じて下さい!
魔法の場合は声もしくはアクションを設定して頂き、
念じながらその動作をお願いします!
あと、2D版から約500年後って事も覚えててくださいね~! 」
「念じながら攻撃すればいいのね」
「はい!そんな感じです!向こうに着いたら試してくださいね!
あとスタート地点についてなのですが、転移者の方にはお願いがあります」
「おねがい? なんですか? 」
「はい、帝国、王国、教国、自由連合各国の首都には、
新規テスター様をLV上げの関係で優先して転送させて頂いています」
「ああ、なるほど1万人が一斉に、一つの町に集中すると色々不具合でそうだからかな? 」
「はい! 思ってたより鋭いですね!
それで転移者の方にはできればランダムスタートをお願いしています! 」
思ってたよりって……
俺の事どうみてたんだこの妖精さん…
「わかった!ランダムでいいよ、転送お願いします!」
「ありがとうございます! ではでは~ いい旅を! 」
俺の身体は光に包まれだした
妖精さんに一応、バイバイと手を振る
妖精さんが手を振り返してくれた
でも
なぜ今 「ニヤッ」 てしたの?
なにその邪悪な笑み…
そして、俺は光に包まれた
「おおおおおお!!!!」
空は突き抜けるような青!日差しが心地いい
なだらかな丘の上、右手側には土を固めた街道が伸びてて
向こうには森も見える、のどかな風景だ
左手側には、木の柵で囲まれたまばらに木の家がならんだ集落がある、
その周りは、草原で小さく羊?のようなものがたくさんいる、
放牧でなりたっているのだろうか
「大自然!アルプスの自然!(いったことないけど)」
そして、ここはどこですか妖精さん……
気を持ち直し、てくてく村?まであるいていく
近づいていくと木の柵の高さは2m程ありそうだ
入口付近に二人の男が立っているのがみえた
「記念すべき初遭遇!楽しみだな」
近くまでいくと、右にいる男は剣を腰に帯びた中年のがっしりした男で
髪の毛は綺麗な金髪が耳のあたりで刈り揃えられていた
左の男は、とりあえずデカイ!2m近いんじゃないか?アレ
赤い髪で目はギョロってしてる、なんか仁王さんを思い出す
筋肉質な体に、背中に大きな斧を背負っていた
「こんにちは!いいお天気ですね!」
よし挨拶は完璧だ
「ああ、こんにちは、君は冒険者かい? 旅人かい? 」
金髪さんが返してくれた
仁王さんは、なんかすっごい変なモノ見る目でみてる、、、
なんか変な事いったかな
「はい、冒険者です、えーと実は転移していたばっかりでここがどこだかわからないので、教えて頂けるとありがたいのですが」
「お? なんかまっくろの変な奴だと思ったが、あんちゃん【時の放浪者】
だったのかい!」
仁王さんが、ギョロ目をさらに開いて、声をあげる
「時の放浪者?」
「ああ、そうだ、昔々の魔人との戦闘で時間の隙間におっこちて、
彷徨う事になった人らの事さ、あんちゃんもそうだろ? 」
「ええそうです、それで戻ってこれたんですがここがどこだか」
「そういう事ですか、ここは【アルミシア千年王国】の西の
【エルメスト地方】の西の奥の開拓村【ミルバ村】ですよ
ちなみに私は、警備隊隊長スクリア=クルラシアといいます
彼は副隊長のギャロです 」
「おう! ギャロってんだよろしく! まあ副隊長つっても20人程だけどな! よろしく、あんちゃん 」
ギャロさんから伸ばされた手を握り返す
「アシッドていいます、冒険者です、よろしくお願いします! 」
そうして初遭遇は終わったんだけど
NPCだよね?この人ら?めっちゃ個性豊かで、AIなんて思えない
「ここから大きい街までってどれくらいありますか? 」
「そうですね、馬車で4日程ですかね、そこに【ルスタファ】て大きな街がありますよ 」
4日、VRの中では4倍で時間が進むって公式にあったから
リアルで丸一日か、、、
「それでその馬車は何時頃きますか? 」
「ん? 残念だが今日はこねえよ、明日の昼位かな」
「え?」
ここで今日は足止めって事?
馬車くる時間にログインできなければずっとこのまま?
そう思っていると、視界の右上になんかマークが浮かんだので
意識を向けてみる
【交通手段 馬車 ミルバールスタファを予約しますか?】
【予約するとログアウト時も自動で移動開始いたします】
こんな機能あるんだ、じゃあ予約しとこう
【予約を受け付けました 料金は現時点で自動で支払われます】
そういえば所持金みてなかったな、どれどれ
アイテムボックス所持金っと
3分の2位に減ってる、
まさか破壊抽選って、所持金にもかかったのか…
リアルでもゲームでも出費つづきだな
「おう!あんちゃん今夜は警備団の宿舎を無料で貸すからそこで泊んな!」
ギャロさん優しい、威圧感は半端ないけど
「ありがとうございます!それでちょっと久々に身体を動かしたいのですが
この近くに、モンスターの出る場所はありますか? 」
「羊を狙ってたまに、ゴブリンやオーク達がでますが、今来られた丘から少し南に、森が広がっています、そこが彼らの棲家になってるようですね」
「ちよっと行ってきます! 感触を確かめたいので」
「おう! 気をつけてな、晩飯もおごるから早めにもどってこいよ!
ついでに昔々の話を聞かせてくれよ! 子供たちに聞かせる昔話のストックがあんまもうないから、協力してくれや!」
そういってギャロさんはちょっと照れくさそうに笑った
子供までいんの! ミニ 仁王さんなのかな…
「わかりました!ありがとうございます、いってきます!」
次は軽い戦闘とちょっとした出会いを書けたらいいなと思っています
今から書く予定です