VR編キャラメイク
VR編に入りました!
読んで頂きありがとうございます!
PVが予想以上にあって嬉しかったです
まだまだ稚拙で申し訳ありませんが読んで頂きありがとうございます
仕事に追われつつも
日常を過ごし
とうとう来ました!
【アメルナオンライン】VR先行オープン日
2時間前からキャラメイクサーバーは開いているらしい
VR機器は通勤途中にある
ビックリカメラで購入した
15万だった、懐へのダメージは大きい
バイザータイプは5万台からあったが、安定性が高くない
熱などの関係で3時間置きに休憩をはさまないといけない
ヘルメットの様な感じのハーフダイブタイプにした
フルダイブ式には劣るものの、機器の安定度は高いし
着用後のVR酔いも少ないらしい
フルダイブ式は100万を超えていて
酸素カプセルの様な形をいた
「キャラメイクだけでもしときますか」
ダイブシステムを被り、手元の電源を入れる
暗闇から、明滅する虹色の波が包み込んでいく
【ようこそ!アメルナオンラインへ】
【アカウントナンバーの登録を受け付けしました】
【生体認証後、キャラクターメイキングルームに転送いたします】
「ここは……?」
そこは、淡い青の輝きに包まれた部屋?だった
部屋というには広すぎる、天井と床はあるのだが壁が見当たらない
天井と床は、淡い青の輝きを纏っていて幻想的な雰囲気である
自分の身体は、普段の自分そのままだった
服もログインする時に着ていたジーンズと紺のパーカーである
部屋着のままだ…
ふと数m先の、目の高さに15cm位の光が浮かんだ
「はじめまして!私、サポートフェアリーの【ミーア】です」
鈴が鳴る様な透き通る女性の声だ
「あ…はじめまして、よろしくお願いします」
悲しき性が、挨拶されると返してしまう
「ふふっ、ご丁寧にありがとうございます」
「【アシッド】様は転移者様です、以前のキャラデータを参照しますか?」
「ああ、、できればお願い」
「ではでは~えぃ!」
俺の身体が光に包まれる
なんか凄い事が起きてる様だ
手の長さが縮んだり、身体が膨らんだり、足が縮んだりしてる
ん?なんかおかしくないか?
「以前のキャラデータを参照し終わりました!
そのアバターで開始しますか?やり直しますか?」
ん……なんかおかしいよね俺
「ごめん鏡みたいなのあるかな?」
「これは失礼をいたしました!では確認用に全身を写します!」
目の前に輝く大きな鏡が浮かびだす
黒髪、黒目 まっくろ衣装、、、、
うんまちがいない前の姿だ
「ドット絵無理やり立体化させただけじゃないかっ!!」
そう2Dから無理やり抜け出したその姿
某ゆるきゃら達もまっさおだ
30cmほどの腕
もっと短い脚、でも40cmはある足のサイズ
綺麗にくびれのない寸胴ボディ
瞳は真っ黒の点
「これでどう戦えと…」
「このアバターでプレイしますか~?」
「やり直しを要求する!」
「ですよね~」
わかってて遊ばれてる感じが…
「ではっ!大まかなパーツから選んでください!」
「んー平均的な身長体重でちょい渋めの悪役ぽくできる?」
「了解しましたー」
えええっと確かに身長体重はオッケーだ、問題ない、
ちょい渋めの悪役ぽくってのがどうも伝わらなかったようだ
時代劇の悪代官フェイスじゃないか……
やられ役じゃないか…
なんか違うな
「んと、元々の姿をベースにしてくれないかなそこからいじるわ」
「了解しました~元々の姿にもどします~」
そして俺は ゆるきゃら に戻った
「このもう1個前!!!これじゃないっ!」
「ですよね~」
もうやだこの妖精
やっとリアルの姿に戻れた俺は妖精さんにお願いをする
「ごめん装備を着させてもらえないかな」
「わかりました、アイテムボックス!と念じてみてください」
「アイテムボックス!」
「声はださなくてもいいですよ~、変な人ぽいですから~」
敗北感に包まれつつ念じると
視界の右側にアイテム一覧がでてきた
防具は2セット破壊されてるな…武器は生き残ったみたいだ
「浮かんだら必要な物を念じてください~」
【シャドウナイトメア】
おおう、身体に一瞬にして黒い衣装が纏わりついた
タイトすぎず、最小限の遊びしかうまない
実用向けでしかない服だ
深淵に通じる迷宮の奥に棲む、ランクSモンスター アビスタランチュラの糸で紡いだツナギ式の服、
カラスの濡羽のように艶やかな黒い衣装
それを守るように包むフードの付いた外套も同じ材料である
靴は黒竜の真皮をなめして作り、鈍い黒色を纏っていた
身体を派手に動かしても、物音ひとつしなかった
衣装自体に派手さはないものの、材質が半端なものではない事はすぐわかる
「アバターの変更ポイントをお願いします」
「アサシンぽくしたいんだけどなあ」
「わかりました!おまかせを!」
「え?」
そして次の瞬間鏡に浮かんだのは
顔の右半分に縦に三本の刀傷が入り、背は急に丸くなり、背も縮んで
年齢も一気に50台付近だ…鏡で確認で見て回ったら
マントの背中に【殺】と赤い色で刺繍してあった
一応アーティファクト装備になにしてるのこの妖精
「どうですか?完璧ですね!」
「これじゃないと思う……」
声までしわがれ声だ………
「とりあえず!目はちょい鋭い感じで!身長とかはこのままでいんで
精悍にならないか!」
「りょうかいしました!」
何度目かの変身で満足できるものが出来た
170cmちょいの身長、平均的な体重
ちょっと短めの髪に、精悍な目付き(微妙に目つきがわるい)
アサシン系たるもの潜入するのに目立ちすぎる容姿はNGだしな
「だいぶいい感じだな、リアルの感じとも違うしばれる心配もなさげだし
微妙にイケメンぽくなったし!」
「そうですね!微妙にですね!微妙に!」
微妙微妙いわないでくれ…
もう本当やだこの妖精
「ではキャラメイクが終了しました!【アシッド】様
約63分後に始まるオープンをお待ちください!」
「ありがと!」
んじゃ1回ログアウトして待ちますか
部長さんのイタズラ返しがドット絵VRです
地味なイタズラ?返しでした