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傍観の人形使いと攻略対象の彼ら  作者: 朝霧波斗夜
第1章 物語の始まり
8/33

1-(7) ヒロイン ウォッチング

2話連続投稿です。お気をつけください。

 窓の外に飛び出した私が一番初めにすることは、ヒロインの現在地を突き止めることだ。

 大きな木に止まって、人の視力じゃ見えない上のほうでぶつぶつ呟く。


 「《Detection, magic place of Takanashi Yu.》」


 魔方陣が消えると同時に、脳内に情報が流れてくる。場所は、ヒロインの教室1-Aだった。

 そういえば、今の時間はホームルームだったか。

 放課になるのを待つのも良いが、昨日会えなかったのだしヒロインの顔を拝んでおこう。そう決めた私は魔法のナビゲーションに従って、1-Aを目指すのだった。



 ◆ ◇ ◆ ◇



 現在の私は、ヒロインのクラスがよく見える位置の木に止まっている。窓ガラスを通してヒロインを見つけることができた。

 窓側4列目、前から3番目の彼女。小鳥遊(たかなし)(ゆう)。『朔唐魔法学園の恋愛事情』(朔学)のヒロイン。美しい黒髪と、黒檀の瞳。可愛いというよりどこか綺麗。そんな雰囲気を持つ少女だ。

 彼女の得意魔法は植物に干渉することで、植物を殺さない為に、彼女の魔力は勢いが弱い。彼女はそのことを気に病んでいて、実技の授業では出力の足りていない魔法を撃つたびにため息を吐いている。

 確かそんな設定だったはずだ。

 まぁ、拘束ではかなりの威力を発揮するわけだから、それほど落ち込む必要は無いと私は思う。相手が攻撃してくる前に手足を拘束すればいいのだから、意外と便利だ。


 はてさて私が考え込んでるうちにホームルームは終わったようだ。

 ヒロインは移動教室のためか、教室から出て行こうとしている。私は静かに飛び上がると、彼女の後を追って窓の外からゆっくりと移動を始めた。



 ヒロインの1時限目は、科学のようだった。教室棟から渡り廊下で特別教室棟に移動し、2階にある第1化学室へと入っていく。

 実験でもやるのだろうかと思ったが、初授業と言うこともありオリエンテーションをするようだ。

 自己紹介や得意な教科などと書かれたプリントが配られ、記入後に教科担当の教師から授業の説明を受ける。


 ちなみに、昨日は1日中おもにフリータイムで、今日から時間割授業だ。昨日のヒロインの移動授業は、一部の特別教室を開いて行われた部活動勧誘にでも行ったのかもしれない。


 どこにでもあるオリエンテーションを終え、授業は終了。2・3限目になっても何も起こらず、退屈に死にそうになっていた4限目も終わり、昼休み。


 やっと私の求めていたものがやってきた。



 やぁっとヒロインが出てきました。その名も小鳥遊優ちゃんです。

 この子の名前は、珍しい苗字を検索して良いものを探しました。一番手間の掛かってない子。作者思いの子です。



 さてさて、昨日は更新できなかったので本日2話連続投稿です。

 いやぁ、こういうときばかりは自分が書くの早くてよかったなと思います。私ずぼらですから、あまりにもほっとくとそのままプツンと更新が止まるかもしれませんし(- -;)ハハハ……



 そんなこんなで次回!

 やっとイベント。ようやくイベントです。

 ヒロインが出会うのは誰なのか!!


 ……あまり期待せずにお待ちください。

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