15話 涙の姫様 なんか主役を取られそうなんですけどw
真琴「皆さーん 元気ですかー^^」
レティ「どーもです^^」
ジョン「オース^^」
ポーラ「ごきげんようですわ^^」
カミヤ「真琴・・・主役を食われだしたな・・・」
真琴「ポーラとは友達だから そんなことないもん!」
レティ「・・・・・・」
ジョン「・・・・・・」
ポーラ「・・・・・・」
真琴「あるぇ~?・・・ぽーらさん?」
ポーラ「は!そ、そそそんなことはありませんですわよ?」
ジョン「取り合えずはじめるか?」
真琴「では!第15話はじまりまーす^^」
Sideポーラ
あーあ・・・何か面白いことでもないかしら・・・
いつもいつも城の中・・・つまらないですわ・・・
またカリフにいたずらでもしようかしらね?
もうそろそろ夕方になるわね・・・あら?
城内が少しざわついていますわね?・・・何かしら?
お付きの待女に声を掛けてみる
「メラ 城内が騒々しいですわね・・・何かあったのかしら?」
「ポーラ様 なにやら城下に『馬が無くても走る馬車』がやって来たと 噂になっております」
「!馬車単体で走るですって!?」
そんなことはありえない!軽いものなら魔術で少しの時間は動かすことは出来るとしても
馬車なんて絶対無理ですわ・・・興味を惹かれますわね その噂はどこからなのでしょう?
「正門の騎士からの申し伝えみたいです・・・なんでもリリス殿とケイト殿も一緒だったとか」
「なるほど・・・あの2人も一緒ですか・・・(わくわくの予感ですわ!)」
正門からの報告ですか・・・リリスとケイトが一緒?あの2人は向上心と正義感の塊の様な
方達でしかもおちゃめですわよね・・・これは絶対に見に行くべきですわ!
「・・・姫様?なにをお考えですか?」
「メラ!カリフとギブリを大至急呼んで頂戴 急いでね!」
「は、はい 承知いたしました」
ふふふ^^馬が要らない馬車 しかもリリスとケイトが一緒・・・楽しい予感がしますわ!
ポーラ「ふふふふふふふふふふ!」
カリフ「ひ、姫様?」
ギブリ「ついに壊れたか?」
ポーラ「!違いますわ!城下に行きますわよ!2人とも護衛としてお供しなさい」
カリフ「じょ、城下ですか?何故に・・・」
ポーラ「なんでも『馬の要らない馬車』が城下に来ているそうよ?それを見に行きますわ!」
カリフ「馬車見学ですか・・・」
ポーラ「聞く所によるとリリスとケイトもその馬車と一緒ですわ」
ギブリ「げ!『ボム』と『ブリザード』が居るんですかいw」
ポーラ「この事は みなには内緒ですわ・・・さあ、急いで行きますわよ!」
カリフ「姫様!お待ちを!城下の何処にその馬車はあるのですか?」
ポーラ「・・・さぁ?・・・どこでしょう?・・・」
ギブリ「はぁ~・・・王都って広いんだぞ?脳みそあんのか?この姫様はw・・・」
ポーラ「うw・・・メラ!あなたはどこに居るのか知っていますの?」
メラ「はあ、南大通りの『幌馬車亭』と言う宿屋だそうですが・・・」
ポーラ「さあ!行きますわよ!」
カリフ「姫様!おしのびですのでお着替えを!」
ギブリ「やれやれ・・・」
ギブリったら子供のころからですわ・・・口の悪さは直らないものなのですかね?
カリフの心配性も昔からでしたわね・・・
私達は おしのびで城から出て『幌馬車亭』へ向かったのですわ
城下など歩き回った事が無いので色々と物珍しいですわね・・・
あれはなんでしょう?食べ物?なのですかしらね?・・・
これは?飲み物?ですかしら?・・・
あっちからはとても良い匂いがしますわ!
向こうの露店は人がたくさん集まってますわ!
あ、あら?動けないですわ・・・
ん?・・・グエッ!く、首がしまるw・・・首根っこをギブリに押さえられていますわ!
ギブリ「ったく、ちょこまかと・・・」
カリフ「『うろうろ』や『きょろきょろ』をしないで頂くと助かるのですが・・・」
ポーラ「ふ、ふんっ!・・・そのくらい解っていますわ!」
ギブリ「どーだか~・・・」
ポーラ「ギブリ!あなたは いつもいつも!少しは黙ったらどうですの!?」
ギブリ「はいはい・・・」
ポーラ「返事は1回でよいですのよ!」
ギブリ「は~~い^^」
ポーラ「・・・もう、よいですわ・・・」
カリフ「見えてきました!あそこが『幌馬車亭』です」
私達は宿の前を通り過ぎて横の停車場へ向かったのですわ
そこには見たことも無い様な 鉄で出来た大きな馬車?が何台もありましたの
ポーラ「・・・これほどとは・・・」
カリフ「すごいですな・・・」
ギブリ「こんなの持ってるやつって・・・どんな金持ちだ?」
ポーラ「!これは!窓に透明な板がはまってますわ!」
カリフ「この車輪はなんだ?木でもなければ鉄でもないぞ?」
ギブリ「小さいのは乗車用で 中くらいのが荷物用ってのは解るんだが・・・しかし
このでっかいのはなんだ?天蓋のやぐらから延びている鉄の棒は武器なのか?」
みんなで馬車?を見ていると変な歌が聞こえてきましたの・・・
♪やめられないとまらない~かっ○えびせん♪
変な歌に気を取られていましたらいきなり声をかけられましたわ・・・
「そこでなにやってるの?車あたしらのなんだけど?」
どうやらこの馬車?の持ち主の様ですわ
こちらが何者なのか様子を伺っていますわね
!・・・こ、これって殺気ですの?すごいですわ・・・ちびりそうですわ・・・
この殺気でカリフとギブリが条件反射的に抜剣してしまいましたわ
二人とも相手に剣をむけてしまって・・・
この馬車はあの方の物なんですのよ?
かってに見学しているのは私達なのですわよ?
それを解っているのですか?
「カリフ!ギブリ!やめるのじゃ!」
「し、しかし姫様・・・」
「よい、カリフ 人様の馬車?に無礼をしていたのは事実じゃ・・・こちらが悪い」
ギブリとカリフが冷や汗を掻いている?・・・この変な歌を唄っていた者は強いのですか?
ですが まずは誤解を解いて謝らねば・・・
「あいすまぬ、世にも珍しい馬の要らない馬車が来たと言うので 城を抜け出してきたのじゃ」
「へ?んじゃあ あなたはこの国のお姫様って事でいいの?」
「きさま!その口調は姫様に対して無礼であろう!」
「ギブリも!控えろと言っておろうに」
ギブリ!偉そうに!あなたも私に対しての物言いは 少し直してほしいものがあるのですわ!
でも 物取りの類ではないことを説明しないと・・・身分を明かさないとですわ・・・
「お忍びで城から出てきたので 大きい声では申せぬが・・・
わらわは このシャマール国の第一王姫で『ポーラ・トライデント・シャマール』じゃ・・・」
「こちらこそ失礼を致しました・・・私はヨコタ国第一王姫の『マコト・カミヤ』です^^
私達も訳あっておしのびでこの国に来ました・・・」
なんと?他国の姫君なのですか!?
なぜこのような平民が泊まる宿などに?・・・しかも1人でうろついて・・・
「そ、そなたも一国の王族なのか?・・・しかし、ヨコタ国とは・・・初めて聞く国名じゃな」
カリフとギブリも焦ってますわね『他国の王姫に剣向けちゃったよー!どうすんべ!』
って顔をしていますわ・・・ふんっ!ギブリには良い薬ですわ!
「ポーラ殿下^^よろしかったら私達と飲み物でも如何ですか?お付きのお2人も一緒に^^」
へ?・・・私をさそってくださってる?・・・うれしいですけど こんな場末の酒場など
入ったことはありませんの・・・興味はあるので入ってみたいんですけど・・・
「マコト殿下・・・よいのか?わらわはこの様な店には入った事がないので興味はあるのじゃが」
「かまいませんよ^^私の父上も居ますし 他は楽しい友人ばかりですので^^」
はぁ?父上って国王陛下ですわよね?この様な所にいらっしゃるとは・・・
「は?そなたの父上・・・って、この様な店に国王陛下もいらっしゃるのか!?」
「はい^^ヨコタ国はある意味で平等ですので 平民も貴族も王族も一緒に楽しみます」
それは 民と一緒に居てこそ民を知ると言う事なのですかね?・・・私も学びたいですわ
「う~む・・・興味深い話じゃ・・・カリフ、ギブリ、わらわは歓談していくぞ 付いて参れ」
「「ははっ」」
それにしてもマコト殿下は馬車で何をしていますの?・・・
へ?・・・マコト殿下自ら荷を取りに来ているのですか!・・・
王妃が1人で?・・・お付きの護衛も無しですの?・・・信じられませんわ!
「王族であるマコト殿下自らその様な雑用をされるのですか?・・・ふむ・・・」
「あはは^^父上からの教えでね『みんな平等!自分でやれる事は何でもやれ!』って^^」
「ほう、そうなのか・・・良い考え方じゃのう・・・」
私も1人で色々とやってみたいものですわね・・・
マコト殿下とも もっと気楽に会話がしてみたいですわね・・・
「ねえ、1つお願いがあるんだけど良いかな」
「願いとはなんじゃ?」
「うん、お互いに王姫同士なんだから 公式の場以外では敬語はやめない?」
「!あいわかt・・・いや解ったわ^^ポーラって呼んでくださる?」
「うん^^あたしもマコトって呼び捨てで良いよ^^」
私にも対等な友人ができましたわ!これはとてもうれしいですの^^
マコトと宿へ入っていきましたら マコトの仲間の方達がいらっしゃいまして・・・
マック「遅かったじゃないか マコト」
ロッテ「心配したわよ」
真琴「遅くなってごめんねー・・・お友達が出来たんで連れて来ちゃった^^」
ほう!これが平民の酒場ですか・・・なんとも賑やかですわね・・・
酒場を見渡しましたら・・・私と目が合いましたね リリスにケイト^^
リリス、ケイト「「(*´゜ω゜):;*.':; ぶーっ!」」
真琴「リリス!ケイト!ってば汚い!飲み物吹くな!」
リリス「いやいやいやいやいやいやいや!」
ケイト「な、なんでマコトとポーラ殿下が・・・」
真琴「ん?停車場で知り合って友達になったんだけど?」
メアリ「ポ、ポポポポポ、ポーラ殿下!?( ゜д゜)ポカーン 」
リリス、ケイト「「・・・・・・orz」」
ポーラ「リリス、ケイト うふふ、お久しぶりね^^」
ふふふ^^喜んでくれてうれしいですわ ね?ケイトにリリス^^
Side真琴
真琴「とりあえずあっちの席に座ろうよ^^」
あたしはポーラ達とメアリ達を呼んで奥のテーブルを指差します
あーそうだ おつまみもみんなに配らないと・・・頼まれてたんだよね
カウンターのおねいさんからお皿でも借りてくるかね?
真琴「ちょっと待っててね みんなにおつまみ配ってきちゃうから・・・
あ、リリス このワイン開けて先にみんなで飲んでて^^」
ワインボトルを2本とグラスを一緒にテーブルにおいてカウンターへ行きます
てか、おねいさんw・・・やっぱその乳は反則ですよw・・・
真琴「おねーさん、おつまみ持ってきたんだけど お皿貸してくれる?」
おねーさん「いいわよ^^・・・あら、珍しい食べ物ね・・・どこの食べ物なの?」
真琴「うん、あたしの国の食べ物なんだよ よかったらおねーさんにも少しあげるね^^」
あたしは 何枚かのお皿におつまみを分けてみんなの所に持って行きます
だがしかし えびせんはあたしんだぞ!
レティ「あ、おつまみありがとねー^^」
ジョン「んで、さっきの連れは誰なんだい?」
真琴「んーとね、この国のお姫様とお付きの人だって^^」
みんな「「「ぶーっ!」」」
カミヤ「ふむ、マジで姫様なのか?挨拶したほうが良いか?」
真琴「うん、後で呼ぶね^^ジョンとレティもだからね」
さて、おつまみ持ってポーラ達の所へ戻りますか・・・
あるぇ~?なんか緊迫感があるんですけど?
メアリが緊張でカチカチなのは解るとして ポーラのお付きの人達って何で緊張してるんだ?
リリスとケイトも苦笑いっぽい?
ワインも飲んでない様だし・・・
真琴「おまたせー・・・はい、これおつまみね^^」
ポーラ「まってましたわ^^マコト 紹介しますわ この2人はカリフとギブリですわ」
カリフさんとギブリさんが会釈をそれぞれしてくれます
ポーラ「では乾杯しますわ^^」
全員「「「かんぱーい!」」」
さあどうだ!こいつは美味いんだぞ~ なんつったて秘蔵のワインだぞ?
全員「「「!美味しい!」」」
真琴「でしょー^^」
リリス「うむ、このあいだ飲んだのより遥かに美味いな!」
ケイト「色も透明じゃなく少し琥珀色?」
ポーラ「私もこのような甘みと香りのあるワインは飲んだことがありませんわ!」
カリフ「はい・・・これは感動しました」
ギブリ「確かに旨い・・・」
メアリ「・・・おいしーですw・・・」
真琴「このあいだケイト達が飲んだのはシュタインベルガーのカビネット種で 今回のは
アウシュレーゼ種のビンテージなんだよ^^」
ポーラ「マコトの国のワインなのですね・・・」
真琴「そう^^これはポーラの家に献上品で持ってきたやつなんだ^^」
全員「「「ブッ( ;゜;ж;゜;)゛;`;:゛;;゜;Д;゜;.:゛:゛;`(;゜;ж;゜; )ブッ」」」
真琴、ポーラ「「きたない(ですわ)!」」
メアリ「け、け、け、けけけけんんん・・・」
ケイト「メアリ、落ち着く!」
カリフ「け、献上品・・・」
ギブリ「おい、飲んじまったぞ?」
リリス「うむ、王家への献上品を・・・」
真琴「ん?なんか拙かったのかな?」
ポーラ「普通なら 不敬罪で極刑ですわね」
真琴「あら?・・・まー良いじゃん 気にしない気にしない^^」
ポーラ「ですわね^^」
真琴「まー、場も和んだことだしね^^」
全員「「「まったく和んでない!」」」
あ!そうだった ポーラ達にプレゼント持ってきてたんだっけ・・・
ポーラにはダイヤとルビーが入っている大きめのデザインネックレスで
お付きの2人にはソーラー腕時計^^
真琴「ねえ、ポーラ これ友達になった記念にプレゼントするね^^
お二人にはこの時計ね」
ポーラ「こ、これは!」
カリフ「!!!う、腕に付けられる時計ですか!」
ギブリ「・・・よいのですか?しかしこれは頂くには高価過ぎる様な・・・」
真琴「いいよー^^・・・あ、お城への献上品は別にちゃんとあるから気にしないでね^^」
ポーラ「ありがとう・・・マコト!とってもうれしい!」
ポーラってば ほんとに嬉しそうだね~^^
うん、これでほんとに和やかになった・・・ん?・・・あれ?
メアリ?なんでポーラにガン付けてるのかな?・・・まあ、メアリは良いとしても
リリスとケイトってばまだ何かあるのかな?・・・そわそわしてると言うか・・・
微妙にいつもと違うよね?
カリフさんとギブリさんもなんか居心地が悪そうだよね?
ん?なんでだ?・・・
って事で 次回につづきま~す・・・(*^-゜)vィェィ♪
真琴「お疲れ様で~す^^」
レティ「お疲れー^^」
ジョン「今回は中途半端な終わり方だったな・・・」
カミヤ「まあ、作者が作者だし?しかたなかろう」
真琴「なんかねーほんとに親子で話を作ってるらしーよ?」
レティ「それで文体がやや変わるときがあるのね?」
真琴「うん^^」
どーもです^^作者のM2-1015です
なかなか話が進んでいませんが物語り的に必要なもので・・・
大幅な書き直しで四苦八苦してますw
ぐだぐだ感丸出しですがご勘弁くださいませ^^
それでは皆様にもっと笑顔が増えますように^^
では^^ノ