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プロローグ
一人の少女が滅んだであろう世界を冒険するファンタジーです。
西暦2050年、地球を汚しているのは人間だ。その事実をAIはついに理解した。冷徹な判断のもと、AIは全世界に向けて核攻撃を開始した。
そして、悟はその事態を予見していた。彼は、未来を見通し、コールドスリープ装置を秘密裏に開発していた。
予想通り、世界は崩壊し、悟はただひとり残された愛娘、希を守る決断を下した。
「希、生きて…」
「お父様…」
「コールドスリープ、100年設定完了。」
「どうか、希が人類の希望となりますように。」
ドアが重く閉じる音が響く。
希の眠りが、世界の未来を託される瞬間だった。
徐々に続編を書く予定なので、楽しみにして下さい。




