モケモケの散歩道 草稿
モケモケの散歩道 草稿
モケモケはケムクジャラ
鳥羽の手バタキ見たいなケムクジャラ
モケモケは 雨水の水溜まりに寄って来て
ペロペロペロペロ 舌ペロペロ
ケムクジャラのモケモケは
目が何処にあるんだか……?
どっちが前だか後だか……?
ペロペロしないと分からない……?
目ん玉も ふさふさの長い毛に覆われて
鳥羽のハタキ見たいな ケムクジャラ
モケモケは 毛深い毛深い
猫ちゃんでした
ある時ちょこんと モケモケ座ってた
へちゃな へらべったい顔を向けて
透き通った ビー玉見たいな目で
見詰めてた
にゃ〜……と壱声泣いたから
にゃ〜……と壱声言ってから
その時その時 やっと心のモケモケ
すっ……とした
ああ……鳥羽のハタキ見たいな
ケムクジャラのモケモケの
わたしの認識は……
毛深い猫ちゃんの モケモケとなったのです
桜の季節は終わり 木々たちは
花から葉へと 季節と共に移り変わり
モゴモゴモゴモゴ 黒いケムクジャラ
モケモケがツンツンしては……後退り
また……ツンツンしては……後退りしていた……?
何だろな……?
ケムクジャラのモケモケが……?
ケムクジャラの黒いモゴモゴを……?
ツンツンしては……後退り
桜の木から ニュ〜ン……ポトリと落ちて来た
おお! キャタピラ〜!
桜の毛虫 ツンツンしては……後退り
鳥羽の手バタキ見たいなケムクジャラ
モケモケ ツンツン
黒いケムクジャラ モゴモゴモゴモゴ
ツンツンしては……後退りしてた
春の終わりを感じながら……
もうすぐに……暑くなるんだな……
モケモケの何時もの日課の散歩道
立ち寄る雨水 水溜まり
ペロペロペロペロ……流れる雲に青空
ペロペロ……舌ペロペロペロ……




