立ってるだけだかんね! 草稿
立ってるだけだかんね! 草稿
「頼む! この通りだ!」
ペコリ!
「あのね……立ってるだけでいいから……って言うわれてもねぇ……」
「メンバーが足りないから……」
パン!
「頼む……」
ペコリ!
「毎回毎回、頭下げられてもなぁ……」
「ちゃんと、カバーするからさ! ねっ!」
「ねっ……て、言われてもねぇ……? 断ってって言ったじゃん……?」
「断ったよ! ハッキリと、それもキッパリとさ! ちゃんと断った結果何だから……ねっ!」
「何か納得いかないんだけど……? 可笑しくないかな……?」
「立ってるだけで、良いって言ってるんだしさ……ねっ!」
「ねっ……じゃ無いよ? どうして押し切られたんなら、御免が先だと……思うんだよね……?」
「断るという、責務は果たしたのに? 何故に謝らなければいけないんだよ! ちゃんとキッパリハッキリ堂々と、正真正銘、真っ正面から断ったんだよ! その勇気を讃えてくれても、良いと思うんだよね」
「だからさ……ねっ!」
「納得いかないな……? 断れて無いんだしさ?」
「確かに結果からすれば、そう見えるかも知れないけどさ! 朝5時30分と、夜の8時からのナイター練習に参加しなくても良いんだぜ!」
「当日のメンバー足りないのに、練習何か行かないよね? 練習してるの……?」
「してるよ! 何言ってんのさ!」
「小学生チーム相手に、幾ら負けたからってさ……そこまで熱くならなくても、良いと思うんだよね……?」
「あの時は飛車角落ち見たいな、感じだったからさ!」
「頼まれちゃたんだよ? 南さんにさ!」
「そういう事ね! ふ〜ん……謝ってくれたら考えても良いよ! 本当に立ってるだけだかんね!」
「有り難う!」
「有り難うじゃ無いよ! まだ承諾してないからね? 謝ってよね!」
「よ〜し! 皆さんに伝えてくるから!」
「お〜い……謝ってよ……」




