幸せねぇ……幸せねぇ…… 草稿
幸せねぇ……幸せねぇ…… 草稿
わたしは壱匹の猫である。
生まれた時から、ずっと猫である。
名前はなんちゃらって、横文字で呼ぼれてるが……。
好きじゃ無いので、あえて覚えていない。
いわゆる家猫ってやつだな。
ふ〜ん……飽きた……。
もう飽き飽き何だよ〜っ!
等と、叫んだりはしない。
取り乱したり、暴れたりするのは、わたしの主義と違うんのだ。
わたしはご主人様うからすれば、比較的扱いやすい家猫だろうね。
好き勝手やらさせて頂いてます。
ネズミがいねぇんだよ〜っ!
ガリガリガリガリ!
ん……暴れるのは、わたしの主義と違うと言ったと言いたいんだろう……。
分かるよ。
わたしもそちら側に立っていたら、きっとそう突っ込む事だらうからね……。
部屋や家具など、気付けたりはしていない。
これはれっきとした、ご主人様からわたしに対しての贈り物何だからね!
爪研ぎとか言ったかな!
先月頂いた、ネズミ風の噛み噛みマウスもこちらにあるがね!
幸せだって……。
幸せって何だい……。
幸せねぇ……。
幸せねぇ……。
わたしは外の世界を知らない……。
幸せねぇ……。
幸せねぇ……。
あの窓の縁から眺める風景かな……?
わたしの、幸せの夢見る世界だからね。
幸せねぇ……。
幸せねぇ……?
部屋から壱歩も外に出た事の無い、しがない家猫に言える事何てね……たかがしれてると思わないかい?
で……君の幸せって? 何だい……聞かせておくれよ?
時間はたっぷりと、あるんだからさ……。




