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濡れ女……淡々とした日常の中に…… 草稿


   濡れ女……淡々とした日常の中に…… 草稿


 淡々とした日常は、ずっと続いているものだと……思っていた。


 信じているのかと、言われれば……。


 信じて等はいない……。


 思っていただけだと……。


 曖昧かもしれないが……。


 わたしの内なる内は……やはり思っていたと、告げるのだろう。


 淡々と……淡々とした……粛々と……粛々とした……。


 変わらない、当たり前の日常だった……。


 あの日以外の日々は……。


 何事も起こる事無く、淡々と粛々と仕事は終わり……何時も通りのルーティンのような、変わらない帰路についていた。


 その日は、土砂降りだった!


 傘をさしていても、ズクズクになるような……。


 バケツをひっくり返したような雨……。


 あははははは……。


 そんなもんじゃ無い!


 文字通り滝のような雨だ!


 いや……雨の怒涛だった!


 これが壱番(いちばん)、しっくりくるな!


 何の変哲も無い日常の前に、濡れ女が立っていた!

 

 赤いロングコート姿、長いずぶ濡れの黒髪を滴らせて……濡れ女は、大声で叫んでいた!


 現実のもの何か……?


 非現実のもの何か……?


 傘を差し伸べても……良いのだろうか……躊躇するわたし……か、いた。


 濡れ女は、千鳥足で叫びながら……ふらふらと近付いてくる……。


 ふらふら……ふらふら……しとしと……しとしとと……。


 ドン!


 ……現実だった!


 華奢な肩骨を感じた……。


 そして、土砂降りの滝の雨を滴らせて……濡れ女は公園の闇へと消えていった……。


 わたしは……無言のまま……立ち尽くし……見送る事しか……出来なかった……。


 ザザザ……ザザザ……ザザ……ザザザ……。

 バチバチ……バチバチ……ぽっちょん……ぽちちょん……。

 ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ〜……。

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