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わたしはもっぺ…… 草稿


   わたしはもっぺ…… 草稿


 わたしはもっぺ……。

 わたしは……多分……もっぺ……。

 わたしの名前は……多分……もっぺ……。

 わたしは、ごっぺ兄弟の5番目……らしい……のだ。

 壱度(いちど)も出逢った事はありません……。

 が……わたしの内なる記憶には、間違い無くごっぺ兄弟の5番目なのだ!

 わたしのお役目といえば、遠路遥々この地へと訪れて来られた方々をお迎えする事なのだ!

 間の抜けた陽気な音楽が奏でられる中、くるくるくるくる円を描きながら踊る動物たち……壱通(ひととお)りの何時ものルーティンがあって! わあっ、わぁぁぁぁぁぁぁぁ〜……になる。

 このわあっ、わぁぁぁぁぁぁぁぁ〜っ……が鳴り止んでから……1、2、3と、胸のここんとこで数えます。

 そしてわたしの出番です。

 壱言(ひとこと)


「ようそこいらはいました! 」


 にっこりと笑顔を添えて…。

 …それが、わたしのお役目です!

 えっへんへん! なのであります!

 沢山の方々を、毎日毎日お出迎えしております。

 皆様、何処へとゆかれますのやら……?

 この先には、壱体(いったい)何が御座いますものやら……? わたしにはわかりかねまする。

 わたしはもっぺ……ごっぺ兄弟の5番目です!

 わあっ、わぁぁぁぁぁぁぁぁ……1、2、3……。


「ようこそいらはいました!」


 にっこり……。

 ペコリ!

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