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フォグ・シティ 草稿
フォグ・シティ 草稿
真夜中過ぎに現れた街
ソノなも "フォグ・シティ
行き交う人々
冷たい微笑の行進
狂いの(踊りの)宴に酔いしれる
急ぎ 戸惑い 何かに追われ
走る人々
永遠彼方の机に向かい
明日なき明日を目指す者
何も変わらぬ 今日を繰り返す
霧間に煙る
いつかの繁栄 栄華に酔いしれ
何かの大事を落としてゆく
音無く足下崩れてる
何も知らない 気付かない
奢り昂り地に溜めて
嫉妬の穂のを空に放たち
海を緑を 真っ赤に染めて
邪神の歓び 自然の怒り
呼び起こし
或日突然消えた街
その名も"フォグ・シティ
今夜も真夜中過ぎに
現れる(街)
いつかのあの日のままに……