表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
65/100

月に行きた〜い…… 草稿


   月に行きた〜い…… 草稿


「はい、はい……何を急に言い出すのかと思えば……そんな事か……」


「行けるの……?」


「はい、はい……行けないよ!」


「月に行きた〜い! 絶対行くんだもん! 兎餅の聖地だよ!」


「はい、はい……誰も行った事が無いだろ?」


「だからいちゃん最初に成りたいんだよ!」


「はい、はい……努力はしてみようか?」


「やったぁ! 行けるの?」


「はい、はい……努力だよ? 行けるか行けないかは努力次第たね?」


「毎日ジャンプジャンプジャンプして! 兎ジャンプを強化するよ!」


「どんな鍛えてもね……実際、無理だから……」


「努力と根性で、跳んでみるよ!」


「はい、はい……ロケットを作ります!」


「ロケットか? じゃあ、行けるね!」


「はい、はい……行けないよ!」


「直ぐにロケット作ってよ!」


「はい、はい……予算確保、兎員調達、構造設計、距離、軌道、材料調達、燃料、内燃機関、技術革新、実験、テスト、君の体力増強と無重力状態に慣れる訓練、妄想と創造、トライ&エラーを最大限に繰り返してからね!」


「やったぁ! それをすれば行けるんだね!」


「まあね!」


 かくして第壱號テストロケットは完成した!


「まず無兎で試すよ! 発射!」


 バァ〜ン!


「駄目か? みんな集まれ! 残骸回収と徹底調査だ!」


 バァ〜ン! バァ〜ン! バァ〜ン! バァ〜ン! バァ〜ン! バァ〜ン……!


 壱阡回のバァ〜ン! の後……。


「行って来い! 最初の兎になるんだ!」


「ずっと失敗だったんだけど……? 壱度(いちど)もまともに翔んでないよ……?」


予算(かね)が尽きた……お前が最後の希望なんだ! 勇気と根性で何とか辿り着いてくれ! 祈っている!」


「嫌だ〜っ!」


 バタン!


「お前が行きたいと言ったんだ! 健闘を祈る! 偉大なる先兎(せんと)に敬礼!」


 ポチッ!


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオ……。


「せ……成功だぁ〜……」


「どうやって戻って来るんでしょうね?」


「行きたいとは言ったが……帰りたいとは壱言(ひとこと)も言わなかったからな! あいつなら、何とかするだろう……月にいきた〜いへの、アプローチの努力はしたしな!」


 パチパチパチパチパチパチパチパチパチ……。


「撤収! 寝るぞ!」


 イエッサ〜ッ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ