その線には……意味がある 草稿
その線には……意味がある 草稿
僕はヘタッピ! 頭にヘタがついてる兎さ!
どうしてって……知らないよ? 生まれた時から付いてるんだもん!
今日はガールラビットの、耳花ちゃんに呼び出されて、荒波打ち寄せる砂浜に来てるのさ。
ジッジジジ…ジッジジジジジジジ……。
「ねぇねぇねぇ……耳花ちゃん! 何してるの?」
「見れば、分かると思うけど……今、集中してるから、後にしてくれるかな?」
ジタバタジタバタ!
「酷いよ酷いよ酷いよ! 呼び出しといてぇ……気になる気になる……気になるう?」
「もう? ヘタッピ! 静かにしてよね! 集中力切れるじゃ無いのよ!」
ジタバタジタバタ!
「だってだってだって……気になるんだも〜ん!」
「線を描いてるの? それも限りなく真っ直ぐのね!」
「そんなの、見れば分かるよ!」
「はあ? それ、わたし言ったよね? ヘタッピ!」
ジタバタジタバタ!
「気になる気になる? 気になるう?」
「(ああ……マジ面倒臭い)知った所でさ、ヘタッピには何のお得も無いと思うよ?」
「わたしのこっちのお耳無いじゃ無い!」
「うんうん!」
「だから、いつも綺麗なお花飾ってるでしょ!」
「枯れてるもんね?」
「だからよ! ヘタッピ! 分かっててプレゼしてくれないしね?」
「お花が無いんだよ?」
「今咲いてるのは、この荒海の向う側の小島でしょ!」
「だよね! 御上手ジョーズいっぱいいるしね! それと線て関係あるの?」
「あったりまえじゃん! 大有りよ!」
「大有りなのか……?」
「明日ね! 約束したのよ! 御上手ジョーズ達がね、手伝ってくれるんだ!」
「御上手が上手いから、大丈夫なの……?」
「話しは付けてあるから! 踏み御上手ジョーズになってくれるんだ!」
「ああ! ジャンプポイントの線か!」
「御明算! 明日お願いね! ヘタッピ!」
「えっと……僕が翔ぶの……?」
「あったりまえじゃん! お花……プレゼントしてくれるんでしょ?」
ゴクリ……マジかぁ……。




