表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/100

空洞人間 草稿


   空洞人間 草稿


 秋のカラカラ 隙間風


 ピュ〜っと吹いて 抜けてゆく


 嬉し恥ずかし


 (わたしに)当る事無く 抜けてゆく


 右から左へ 上から下へ


 あらゆるとこから 抜出でて


 いったい わたしは(なん)だろう


 いったい(なん)の存在が


 わたしにこれを(もたら)した


 持ちにいでたる ものものは


 う(む)ぬら皆に 在りそむる


 あって聞きかす


 老い果て サラバ ひかしき


 空洞 その穴から


 ポトリ ポトリと(あ)落ちまする


 (あま)落ちて塵と(ま)消えましょう


 考え知らず


 右(風を)と()わらば 右を向く


 左と()わらば 左向く


 いったいわたしは(なん)だろう


 床に積りつ 塵埃(ちりほこり)


 拾い(て)集めて(考えて)


 はめてゆく 枠の無いパズル(の の)と壱緒(いっしょ)


 ここかな ここかな


 試行錯誤でくっつけて


 あい(あう)にあわずに (日が)暮れてゆく


 貼って(嵌って) (ひと)つ思い出す


 何か(ひと)つ忘れる時は


 あなた(の)中から 抜け落ちて


 空洞人間に成りかけてる


 前兆ですよ


 そんな時は立ち止まり


 床を見詰めて 拾いなさい


 何があるか(は) 無いかは


 貴方の努力と(の)知恵のぶつかりあい


 (大事な)何かを落とさぬように


 しっかり自分を守りなさいよ


 哀しき空洞人間に 成らぬように

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ