にゃ〜! 草稿
にゃ〜! 草稿
「姐さん! 御先に勉強させて頂きました!
これ……良かったら使って下さい。いい感じの、曲がり具合の良い猫じゃらしです! 失礼致します」
「にゃんこねこさん! お願いしま〜す! 今日も壱発かましてやって下さい!」
「馬鹿! 失礼だろ?」
「すみません……」
「どうぞ! こちらです!」
「にゃんこねこさん、幕裏です!」
「いよいよだな!」
「壱年掛かりのロケでしたからね? 緊張で手が震えてますよ!」
「てめぇ! リハの時みたいなチョンボは、簡便してくれよな!」
「すみません……あの、手の震えが止まんないんですけど……?」
「そんなもん自分で何とかしろよ! 気合だよ気合!」
「にゃんこねこさん、ステンバイOKです!」
「生ピアノいって!」
「今回……効果音、擬音も含めて生演奏ですからね!」
「超高速猫踏んじゃった佰連の後……参番のにゃ〜出して!」
「にゃんこねこさんに、チャンチャンチャン! 参つ目で、にゃ〜のポ〜ズ確認しといて!」
「ピアノ始まりました!」
「体当たりロケのVTRの順番間違えんじゃねぇぞ! カ〜テン開けろ! 今日の特番の大取りだかんな、気合い入れろ!」
「にゃんこねこさんどうぞ!」
パチパチパチパチパチパチ……。
チャン!
「にゃ〜!」
「バカヤロ〜! チャンチャンチャン! 参回目の後って言ってねぇのかよ〜!」




