表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/16

第2部~22才の時の合コン、第1章~男女とも幹事がいる合コン

 皆様は、若い時によく合コンに行ったでしょうか。


 今現在、若い方にとっては、合コンの形式が(ちが)うかもしれません。


 合コンを開催(かいさい)するには、男女共に人数を集めないといけないので、幹事は大変だと思います。


 合コンが開催される時は、男性か女性のどちらか1人が幹事をしている場合が一般的だと思います。


 幹事が1人だと、参加者全員を仕切(しき)るので権限(けんげん)も多いですが、全体を把握(はあく)するのが(むずか)しいです。


 それ以外では、男性側、女性側、(とも)に幹事がいる場合があります。


 その場合、幹事は同性のグループだけを仕切ります。


 同性のグループが、ある程度固定されればメンバーを把握するのは容易(ようい)ですが、メンバーの予定が合わない事も多いので、知り合って間もない方に声が掛かる時も多々(たた)あります。


 幹事が双方(そうほう)いる場合のメリットは、お互いが対等な立場だという事です。


 あとは、男性側、女性側、共に参加率が高い事です。


 幹事が同性の為、ドタキャンで顔をつぶすと悪いと思うからでしょう。


 デメリットは、幹事同士(どうし)の意見が合わない時は、()める事があるという事です。


 それと、トラブルが起きた時は、同性の参加者の意見が重視(じゅうし)されます。


 よって、良くも悪くも幹事権限は1人の時よりは少ないといったところでしょうか。


 今回のお話は、幹事が男女双方いた時の事です。


 それでは、本題に入ります。


 あれは、1994年(平成6年)ぼくが22才の時でした。


 友達の秀明(ひであき)君と直之(なおゆき)君から1週間後の合コンに(さそ)われました。


 合コンの幹事が男女1人づつによる開催で、男性側の幹事が秀明君でした。


 合コンの2日前に秀明君から電話がありました。


「今回の合コンは5対5だからね」


「5人のメンバーはうちら3人と、あと2人は直之君の学生時代の友達で達矢(たつや)君と徹平(てっぺい)君だからね」


「ふ~ん、ところで達矢君と徹平君はどんな人?」


「直之君が陸上部にいた時の仲間(なかま)で、2人共大人(おとな)しくていい人だよ」


「女性側の幹事とはどんな知り合い?」


「先月、俺が1人でお見合いパーティーに行った時に知り合ったんだよ」


「へ~、よくカップルになれたね」


「だけど、俺の中では微妙(びみょう)だったんだよ…」


「じゃあ、その女性と会ったのは1回だけ?」


「いや、他のメンバーと1回合コンしたから2回かな」


「何だよ、楽しそうだな~」


「で、次は違うメンバーで合コンしようね!って言われて今回な訳なんですよ」


「そうなんだ…じゃあ1回やっているから、すっぽかしは無いかな?」


「もしそうなりそうだったら、早めに連絡するから」


「分かったよ、ちなみに会費はどのくらい?」


「2時間飲み放題が1500円で、フードは別途(べっと)注文だよ」


「あっ、そうそう、今回はコース外のお酒を(たの)むのは無しだからね」


「それは、そうでしょ」


「仮に1人4000円だとすると、男性が多く払うとして6000円、女性2000円位じゃない?」


「そうだな…1万円持って行けば足りるよね」


「多分けっこうお()りがくると思うけど、それくらいあれば充分(じゅうぶん)でしょう」


「了解、会費の件は女性メンバーにも伝えといてね」


「うん分かったよ、前回は会費6:4だったから大丈夫だと思うよ」


「それじゃあまた当日に」


 男女双方幹事のいる合コンは、参加者がある程度希望を言えるのですが、当日迄何も連絡が無かったので話がうまくいっているのだと思っていました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ