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《やほー、クラウー》


 翌朝になって、使いに出していたニジミから連絡が入った。

 彼女がなにかされるという心配はしていなかったが、なにかをしでかすという不安はあった。


「あんたねえ、昨日はどこで油を」

《あのね、ダニエラさんたちね、もう妨害しないって約束してくれたよー》

「ふーん、そう。そりゃよかったわ」


 案外骨のない連中である。


《クラウ、あたしえらい?》

「はいはい、えらいえらい。でも用事が終わったんならさっさと戻ってきなさいよ」

《ごめーん。でもね、あとね、おしごと見つけたんだよ、ひとりで。すごい? ねえ、あたし、すごい?》

「はいはい、すごいすごい」

《ってことであたし、もうしばらく帰んないから。んじゃ!》


 ……。

 …………。

 ………………なぜだろう。

 なんだかイヤな予感とめまいがする。


「あれ、クラウディアさん、立ちくらみですか?」

 ウォームアップを済ませたガブリエラが、ジムに戻ってきて訊ねてくる。

「ん、まあちょっと」


 ニジミの仕事とクラウディアの予想は、その夜のメインイベントで答え合わせができた。

 予感はイヤな方向に的中した。



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