第15話
それは、ゲームのような文字だった。
触ろうとすると透けるが、確かに見えている。
目を擦ったり、キョロキョロしている奴もいた。
そして、
「召喚システム………?」
誰かがそう呟くと、一斉にお前もか、君も見えるの? など会話が広がっていった。
すると、
「全員注目して」
要が呼びかける。
すると、全員が一斉に要の方を向いた。
「今、目の前に文字が見えてる人。挙手して」
全員手を挙げた。
今のところ文字は変わらない様子だ。
「今からは、落ち着いてこの表示の指示に従ってみてくれ。おそらく、何かを得られるはずだ。多分、ユーマのバリアのような」
「「!!」」
「あくまで可能性だが、その可能性は高いと思う」
その時だった。
『当たり。冷静な子もいるみたいで安心したな』
声だけが聞こえた。
「何!? 何の声!?」
「うわ、頭の中で聞こえる!!」
落ち着けと言われた生徒たちだが、一瞬でテンパって騒ぎ始める。
すると、
『静まりさない』
その声を聞いた瞬間、何かに強制されたようにピシッと全員黙った。
『あまり強制は好きではないんだ。でも時間がないから、このまま聞いてほしい』
全員頷いた。
そして謎の声はこういった。
『僕は簡単にいうと、この世界の神さまだ。君たち召喚者に対して責任がある。よって、これからステータスと異能を与える』




