表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/24

第9話



 「どどど、どうするユーマ君!!」


 「だぶだぶ、ぶるぅあ!!」(訳 とりま逃げて、隠れて………後は知らん!!)



 結構無計画な俺。

 なんか違うんだよなぁ、俺の思っていた異世界生活とは。

 なにせ赤ん坊だし。

 ドキドキ☆女の子と愛の逃避行! 的な展開は憧れがあったが、今やってるのはドキドキ☆捕まったら死ぬ逃避行! みたいな展開になってる。




 ギュンッッ!!




 「だぶ!?」(訳 危なっ!!?)


 そうこう考えているうちに、魔法がどんどん飛んで来ている。

 避け切れるか?………いや、やるしかない。


 集中するのは嫌いだが、この状況だ。

 少しスイッチを入れるか——————





 《思考加速を実行。スローモードに移行します》






 魔法を習得した時と、同じ声だった。


 「だ?」(訳 は?)





 次の瞬間、視界がぐわん!! と一瞬歪んだ。

 動きがスローに見えている。

 



 「だばば!! ばぶだぶ!! あうあ!!」(訳 うおおおお!! なんだこれ!! いや、どうでもいい。これなら助かる!!!)


 じっと魔法を見る。

 安全なルートを計算。

 見つけた。

 避け方は、



 右左上下下左上右左上下左左右



 「「「!?」」」



 全弾回避。

 これなら——————





 プッ





 そこからの意識はなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ