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倒してイイノ?10話 機械の女王
機械の女王
「……さあ、私も動き出そう、我が僕達、今より任務を与えよう。任務は迎撃、報酬は行動時間の増加だ」
私がそう言うとともに、数千の機械でできた、兵士、機械歩兵が
「ヤッホー! やったるぜ!」
「機械の体を頂いただけでもありがたいのに、このような戦いに参加でき感謝感激雨霰です、神奈様」
とひとしきり喜ぶと、外に向かって全員走り出した。
「……さて、次は、あちらの戦艦には沈黙願おう」
と言いながらハッキングを開始、自軍艦載機や船達のネットワークを使い、相手の船に呼びかける。しかし、
「……やはり魔力だけで動いているか。なら!」
魔力で動いていると言っても機械は機械だ。
「……誰か敵の船まで攻め込める者はいないか? 私の護衛が必要だ。向こうの船は電源落としも通じなければ、ネットワークにも繋がってない。乗り込んで、魔力の元を断つ」
と機械歩兵回線で言う。
「私めで良ければ行きます」
「……わかった」
私は甲板に向かって歩き出した。メイド型ロボ、005号も追従する。




