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魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
三章 友達でイイノ!
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友達でイイノ!11話 味方?

味方?


「僕の親友に何するんだい?」

そう言うと皐文ちゃんは黄色フードに向かってどこからともなく出した苦無を投げ、それは黄色フードの額があるだろう場所に当たり、黄色フードは消えた。

「どどど、どうして皐文ちゃんがここにいるの!?」

「ん? あっ!! そっか、珠樹には話してなかったんだっけ? 数時間前に戦った黄色フードが僕だよ」

そう言うと皐文ちゃんは、目をつぶり、

「吸収封印解除」

とつぶやくと、周りで戦っていた詩織ちゃんの変身が解け、巨大ゴーレムが崩れ落ち、エスキさんとプリマさんが戦っていた、相手は少女の姿になり海に逃げて行った。そしてフード達は、

「代美ちゃん? 神奈ちゃん?」

赤フードは神奈ちゃんに、青フードは代美ちゃんになっていた。

「……皐文のせいで作戦台無しだ」

と珍しく、感情をあらわにしている。神奈ちゃん、それに対し

 「はははっ、ごめんね」

と笑い飛ばす皐文ちゃん。

「……別にいい私も皐文と同じことしようとしていた」

神奈ちゃんは少し涙ぐんでいた。

「珠樹ちゃ~ん、久しぶりだねっ。けど何で邪魔するの~?」

と代美ちゃんが少し泣きながら、手を振ってくる。私も手を振りながら、

「どうしてって、島津さんに頼まれたからだよ」

と答えると三人が、

「島津さんもいるの!?」

と大声を上げた。すると島津さんも操舵室から出てきて、

「なんだぁ? 俺呼ばれたか?」

と一言いうと、三人を見て、

「お、お嬢とそのお友達方じゃねえか」

「……もうお嬢じゃない」

「それもそうだ、で、なんでここにいるんだ?」

「焔を助けに来た」

「じゃあ今度はお嬢方は敵ってわけかい。これはつらいな、俺は暮らしがかかってるんだ何とか見逃してはくれんか?」

「……じゃあ猶予をあげる。次の島で待つ、そこで答えを聞く」

そう言うと三人はとても大きい船に乗って私たちの目的地の方向に進んでいってしまった。

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