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魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
三章 友達でイイノ!
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友達でイイノ!7話 作戦会議と敵対続行

作戦会議と敵対続行


「これから海に行く!」

「「「なんで!」なの」ですか」

近くの公園で休憩中、私たちはエルピスさんの海宣言にビックリしていた。しかし島津さんは、

「ありがたい。俺も小部屋嬢ちゃんを届ける先は海を渡らないといけなかったんだ。海でも護衛してくれるのか?」

「そういうことだ。その先まで護衛しよう。この島だろう? この地点の」

 と言うと地図を出して、ある島をさした。

「ああそこだ。なぜ知っているんだ?」

と島津さんが聞いてきたのと、

「その島……確か、あの三人が調査していたような……」

と詩織ちゃんが言うのが同時だった。だから私は、

「あの三人って?」

と詩織ちゃんの方に反応してみると、

「いえ、私の友人が、調査していた島が確かこの島だったはずです、確か沈んだ都の王の復活だとかなんとか……。そのせいで、ルシフェルとの戦いは私たちだけで戦うことになったのです」

「へー、で、なんでエルピスさんはそこの島だって知っているの?」

「それはだな、我が封印される前、我が沈めたのがその都だ。そして、そこの王が今回からんでるようだな」

「どうしてそんなことしたの?」

私はビックリして聞いてしまった。エルピスさんはそんなことしないと思ってたのに、

「ああ、それはだな、世界のルールに違反したからだな。私は世界を守る側の人間だからな、君たちがルールを破るなら君たちとも戦うことになるだろう」

「ど、どういうルールなの?」

「魔法をむやみに広げない、ただし緊急時は止む無しだ」

凄みをきかせながらエルピスさんは言う。

「わ、分かった。で、話が変わるんだけど、なんであの人達と停戦できたの?」

そうエルピスさんに聞くと、

「簡単な話だ、あそこで戦っていると、町に被害が出かねない、それだけだ」

「ふーん、じゃあなんで、島津さんの護衛をするの? まあ私も賛成だけど」

「それか、さっきの者たちと決着をつけるためだ。な、エスキ」

「ええ、あたしは姉ちゃんと仲直りしたい」

とエスキさんが言うと、詩織ちゃんも、

「そうですね、私は何かつかめそうなところだったのでもう一度会いたいです」

「そ、そうなんだ……」

私は少し驚きながら、私が戦った女の子とは、仲良くなれそうにないな……と考えていた。すると、島津さんが、

「よし、おじさんが、何でも買ったるから、海で休憩だ。明日はクリスマスだ。少し早いがクリスマスプレゼントだな」

と言ってくれたので、

「やった!」

と私は喜んだが、3人は、

「本当か?」

とエルピスさん、

「泳げないからな……」

とエスキさん、

「やらしい目で見たら刺しますよ」

と詩織ちゃん。4人とも反応が違って楽しかった。と言うか冬に海って……。

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