姉妹でイイノ?21話 艦橋へ
世界の説明の所を書き直しました。2019/12/9
艦橋へ
泣き止んで、二人で艦橋に向かう。敵の抵抗も少なく、どんどん上に上がっていく。すると階段を上がっている途中で、
「そこから空間歪んでいるから、注意して」
「え? 空間がゆがんでいるって、どういう事?」
「空間が違うところにつながっている感じかな? この先は私たちの居た世界のお母さんの部屋につながっているの」
「へ? 違う世界?」
「あ、こっちの世界は遅れているから知らないのね。この世界は七つの世界で構成されているんだ。科学技術が優れている世界、魔法技術が優れている世界、それを三段階に分け上・中、中・下それの逆、中・上、下・中、それと上・上、中・中、下・下の七つの世界よ」
「? ? ?」
「まあ、七つあることだけ覚えているといいわ、つまり、ここから違う世界ってことよ」
「へ、へぇ~」
少し信じられないけど、私は一歩踏み出してみた。何か違和感を感じたけど、これが違う世界ってことかな? そしてどんどん、どんどん進んでいく。そして頂上にたどり着いた。
「え?」
そこではすでに倒れた、エスキさんの母親と思われる人物がいた。
「お母さん……。え? 違うこの人お母さんじゃない! あの憎い友人の母親だ! けど着てるものは一緒、どういう事?」
「先ほどからの違和感はこれでしたか。確かに倒した時と顔が変わっていますね」
「それは俺が説明しよう」
その声は後ろから聞こえた。私達は臨戦態勢を取り振り返ると、スーツの男性が立っていた。
「彼女は君の母親で合っているよ。君の意識の違いだ、クローンの女」
そう言いながらエスキさんをじっと見つめている。
「あたしは本物だ! 偽物なんかじゃない!」
とエスキさんが足を踏み鳴らし、怒りをあらわにするが、彼は話を続けた。
「彼女は何を狙いとしたのかわからないが、君を生み出した。そして、異世界侵略を開始したのだよ。我らはそれが面白くてな、少し様子を見ていたのだ、しかし本当によくできたクローンだ。この人が生きていたなら、連れて帰るところだったのだが、そこは面白くないな」
そんな話を満足気にしているが、エスキさんは怒りが頂点に達したようで、
「あんたは嫌いだ、死ね!」
とナイフを投げたが、指と指の間に挟まれ止められた。
「好戦的なのは言いが、相手の力量を見誤らないことだな」
そう言うと私達3人の下に魔法陣が現れ、
「全員! 自分を軽くして下さい! 離脱します!」
詩織ちゃんの声と共に私は重力を減らし、多分詩織ちゃんが起こした重力により、ドアに吸い込まれたが、他の2人の姿が見えなくなった。
「おや、一人逃げたか。まあいいかな? それじゃあ俺は自分の世界に……」
その男の周りに光が現れて、




