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魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
一章 魔法少女でイイノ?
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魔法少女でイイノ?3話 友達

学校


朝、小学校に向かい6年生の教室に入ると、

「珠樹さん、あなたお金に困ってるんじゃなくて? 私が助けてあげましょうか?」

言葉をかけて来たのは六角さん、いつも上から目線で、皐文ちゃんと喧嘩している。今日もやっぱり、

「何いってるんだよ! 六角、珠樹は親が死んで辛いんだよ! 君は珠樹を追いこんで楽しいの!?」

「そ、そんなつもりで言った訳ではありませんわ、ただお金に困ってないかと思って……」

どうやら心配してくれているようだけど、言い方が悪いんだよね……。

「大丈夫だよ、お兄ちゃんが頑張ってくれているから、それに保険とかもあったからね。」

ちょっと助け船を出したらあきらめると思って言ってみたんだけど、そしたら余計調子に乗っちゃって、

「私に忠誠を誓えば、お兄さんもそんなに働かなくてよくなるのよ、どうかしら?」

「だから、君はなんでそんな言い方するんだよ!! 珠樹は君のその言い方が嫌なんだって、前から言っているだろ!」

そう皐文ちゃんが言うと、六角ちゃんは泣きだしてしまった。そしてそこに丁度入ってきていた先生が、

「飯野珠樹さん、六角小麦さん、日向皐文さん後で先生の事に来てください」

この後めちゃくちゃ怒られた。


下校時間、

「何で僕達怒られたんだろう? ね、珠樹」

と日向 皐文ちゃんはぶつくさ言っている。私と皐文ちゃん、代美ちゃん、神奈ちゃんは代美ちゃんの家に向かっていた。

「……その問いには私が答えよう、単に喧嘩両成敗だよ。喧嘩したら両方裁く」

紀光 神奈ちゃんは淡々と言う、さすがに学校にはPCを持って来ていないけど、タブレットをネットに繋いでまた調べごとをしている。

「そうなんだ~あたしがついた時に喧嘩していたのはそういう理由だったんだ~」

いつも間の抜けた声をしているのは伊佐 代美ちゃん、ほんわかしているけど凄い力もち、けど、足は遅い。

「そうなんだよ、あっちが先突っかかって来たのに!」

まだ怒ってるよ……まあ気持ちはわかるけど、だから私は

「確かにね、けど怒ってばっかりじゃつまんないよ。だから今日は何して遊ぶか考えよう?」

と言った。すると三人はニヤッと笑って、

「今日は、シブヤン海行くよ!」

な、何だろうシブヤン海って、まあ誰かが突っ込み入れるかな? 皐文ちゃんいつもボケるからなー。意味わかんないボケするし、

「いいね~、そうしよっか~」

あれ? ま、まあ代美ちゃんもボケに走るから、いつも通り神奈ちゃんがツッコんでくれるかな?

「……いいね、シブヤン海」

あ、あれ私が知らないだけかな? 有名なのかな?

「じゃ、じゃあ行こっかシブヤン海」

とりあえず相槌を打つ。すると、

「あれ?珠樹シブヤン海知ってたっけ?」

皐文ちゃんが首をかしげる。

「知らないはずだよ~」

ずばりと言う代美ちゃん、何でバレてるんだろう、ここは正直に、

「う、うん……知らない」

そしたら皐文ちゃんはちょっと笑い気味で

「もう! じゃあ聞いてよ」

私の質問待ちだったのね……じゃあ、

「それじゃあ何なの? そのシブヤン海って」

「……その質問には私が答える、」

ここから神奈ちゃんの長い話が続いた。

「なるほど、よくわかんないや」

え? 皐文ちゃんも知らなかったの!?

「へ~勉強になったね~」

代美ちゃんも知らなかった!?

「二人とも何で知らないの!? 地名だけ知ってたって事?」

「だってさ、ゲームで出て来たんだもんシブヤン海が」

あれ?皐文ちゃんの言ったゲームって最近私達のハマってる、国のために君は死ねるか? の事じゃ……じゃあ、

「さっき言った、シブヤン海って」

あのゲームにシブヤン海ってあったよねって事は、

「今日は国のために君は死ねるか? をやるの?」

「うんそうだよ~」

そんな話をしているうちに代美ちゃんの家に着いた。

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