表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
二章 姉妹でイイノ?
38/207

姉妹でイイノ?18話 天才と嫉妬

天才と嫉妬


 「……お姉ちゃんは、すごい天才だった。それとあたしたちの家は双子が生まれると、ある魔法を使えるようになって、生まれてくるんだよ。それはあたしたちも例外なく持っていた。それは十二才になると発動する。それにより成績や、先生からの期待も大きくなっていったんだ。しかしその時だった。その才能を恐れ、親友に殺されたんだ。世間では同じ人を好きになり、お姉ちゃんがその人に先に告白して、負けてしまうと思った親友の犯行だと言われていた。けど、あたしは信じられなかった。彼女はあたしの親友でもあり、お姉ちゃんには好きな人などいないってことを知っていたから、だから探った。そしてある日つかんだの。謎のメールだった。お姉ちゃんの才能を妬んだ、先生の差し金だと、そしてその人は親友の妹の医療費を見てやるからお姉ちゃんを殺せと言っていたことが。そのメールには音声データも入っていた。確かにその親友と先生の声だった。けど、どこに行っても、この情報はデタラメだと言われ、門前払いされた。けどある人に言われたんだ。実を言うと学校側から大量に政府にお金が払われていて口止めされていることを、あの世界は腐ってる。だからあたしはあの世界に復讐しなきゃいけないんだ」

「……でもほかの人を巻き込むのはおかしいよ。私の友達のお父さんとお母さんを返してよ! 友達はすごく泣いていたんだよ!」

「っ……!!」

私は倒れていて、少ししか入ってこなかった情報を、思い出していた。助け出してもらった後、小麦ちゃんはずっと泣いていた。すごく泣いていた。そんな事を思い出し、エスキのさん顔を見ると、エスキさんはやっと自分が悪いことをしたと言う事に気づいて、後悔したような顔を見せた。私は畳みかけるように言う。

「エスキさんは、自分の受けた不幸をほかの関係ない人に振りまいているんだよ! それでもあなたは続けるの!?」

「で、っでも人間は全部の心が偽物だって先生が、カーリー先生とシヴァ先生が言ってたのよ!」

「じゃあ、エスキさんの感情も偽物なの!? 違うでしょ!!」

「でも……でも! あたしは人より上の存在だから!」

「違う! エスキさんは人間だよ!」

「ち、違う! あたしは人間なんかじゃない!」

「人間だよ、あなたの言う、嘘をつく人間だよ!」

「隠し事なんてないよ……」

「エスキさんは友情を本当は信じたいんだよ。昔裏切られたと思っている友情を、そうじゃなきゃ、あの時、私の話なんて聞かないもの、あの時花を見ながら話したあの時、私に攻撃しなかったのはそう言う事なんでしょ!?」

ついにエスキさんは戦意喪失したようで武器を落としてしまい、私も戦意喪失した。

「ねえ、エスキさんのお母さんに会いに行こう。あと先生とも、そしたら何か変わるかもしれないよ」

「え、ええ」

周りの召喚獣達に撤退命令を出し、周りに戻らせ、私たちは艦橋に向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ