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魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
二章 姉妹でイイノ?
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姉妹でイイノ?11話 町ごと拉致

町ごと拉致


次の日、何かが起動して目が覚めた。すごい音でスマホが鳴っているので見てみたら、この前入れたアプリが、立ち上がっており、大量の点が上空を埋め尽くしていた。そして外に出てみると、上空には大量の悪魔がいた。

「な、なにこれ?」

私は呆然としていた。そこに美智さんが現れて、

「あなたも一緒に戦いなさい!」

「う、うん」

変身してから、二人で空に上がり、戦闘を開始、私は12個の風サモンエッグから、11の鳥を召喚し、いつもの風のブーメランを使って敵に対抗していた。すると上から、ファイティングナイフが飛んできた。

「また!?」

上を見上げるとやはり、エスキが浮いていた。

「倒してでも、やめさせるよ!」

「ちょっと、珠樹待ちなさい!」

美智さん制止を振り切り、私はエスキの元に飛ぶ。

「やっぱり来たんだ。え~っと……」

「珠樹だよ、飯野 珠樹」

「そう珠樹っていうのか。じゃあ珠樹、始めよう。戦いを!」

そう言うと彼女はナイフを投げそれらを盾にするように突進してきた。私は戻ってきている、風のサモンエッグを投げ、それらは鳥になってナイフを吹き飛ばした。しかし、ナイフは勢いが無くなることも無く、ルートを変えてから、こちらに向かって飛んできた。

「くっ!」

少し、後ろに下がって、今度は金のサモンエッグを取り出して、飛んできていた5本のナイフに向かって3つ投げる。すると3つとも当たり、羊が現れた。その羊たちはなぜか空中を漂っている。そして私をめがけて飛んでいたエスキの前を遮った。

「こんな羊、切り捨ててやるよ!」

 とエスキはナイフを二本取り出して切ろうとするが、刃が通らない。それどころか、切るつもりで突進してきていたため、停止できず、ぶつかった。その隙にブーメランを投げ、私に向かってきていたナイフを金のサモンエッグで吸収、ハンマーを作った。

 「羊と共に、ふっとベー!」

私はハンマーで思いっきり叩いた。羊は飛んで行ったのだが、

「危なかったよ」

と後ろから声が聞こえ、後ろを見る、やはりそこにはエスキがいた。そして、私は拘束魔法で捕まり、前から魔法砲撃が飛んでき、気を失った。

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