姉妹でイイノ?7話 道具捜索
道具捜索
やっとの思いで二人を撒いて、廃墟に入り、屋上に上がって、機械を探しているが見つからない。どうすれば……。
「たまちゃん、何してんの~。なになにねぇなになに?」
「へ? 今探し物を……、って黄金お姉ちゃん!?」
「……白もいる」
「白お姉ちゃんも……、いつから?」
私の隣に二人の姉がいた。驚いて飛びのいてしまい、床がぎしっと音を上げ、上から何か落ちてきた。
「……撒いたと思った? 残念、ぴったり尾行されてました」
いや、後ろに誰もいなかったんだけど……、そんなことより、
「もう、私は探し物があるから出てってよ!」
「探し物ってこれ?」
「えっ……? なんだろこれ?」
何かアンテナのようなものが有り、それにQRコードが書いていた。そして紙が貼り付けてあり、その紙に、『あなたに貸します、大事に使ってください』と書いていた。
「これだ! ありがとうお姉ちゃん!」
私はソレのQRコードを読み取り、アプリを起動、機械の設定をして機械を起動させた。
「で、……何これ? まあいいけど、じゃあ帰ろう」
黄金お姉ちゃんがきょとんとした顔で、その機械を見て言ったが、すぐ目的は済んだと判断したようで、私達は帰路に着いた。私はなんとなく浮かれていて、スマホをチョロチョロ見ながら歩いていた、しかし家に着いても大きい魔力反応は現れなかった。




