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魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
九章 魔法少女でイイノ!!
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魔法少女でイイノ!! 16話 私の戦い

私の戦い


何故か城の中にいた。要塞の中に現れた城の中にいた。さっきまで、要塞の中にいて、城の姿なんて見えなかった。放り出された場所が敵の本拠地の真ん中で、敵に見つかり死を覚悟していたのだけど、いきなり現れたのだ。ちゃんと石垣まであり、堀もある。

「どどど、どういう事これ? 何が起きているの、あ、桜が綺麗」

「我の作った城を再現した。これで、敵の将と雑魚は分離で来た。ここの門は神奈とゴーレムに頼もう」

「……ああ、任された。では二人の護衛に私の同期体を一機同行させよう。それとサターン、悪いがワームホールで私の工房と繋いでくれ」

「アドレスは?」

「これだ」

「分かった。では」

サターンさんがワームホールを開けてそこらか、19人の神奈ちゃんが歩いてきた。その後ろに、メイドさんや機械歩兵たちもいる。

「この人達って、神奈ちゃんのコピー? けど、神奈ちゃんの本体ってあの脳の入っていた機械だったよね?」

「……そうだ。つまりこれは、私の代替品の体だ。ここでは人手が欲しいなら自動運動で動かすのも必要となってくる。二機はもう消されて行方不明。後二機は工房で働いてもらっているが、後は全部ここにきている」

ゴーレム達は火縄銃みたいな物を持ち、機械歩兵達は砲の準備を開始した。戦車も転移して来て、準備万端なのを見て、城の方に向かいだす。

「無事でまた会おうね。神奈ちゃん達」

「……ああ、ここは私に任せて先に行け! それにこの端末がついて行く。だから、私も一緒に行っている様なものだ。最悪、こっちに主導権を渡せばいいからな」

「へ? そんな事出来るんだ凄いね。じゃあここは任せるよ!」

「……任された」

私とサターンさんは上に登っていった。天守閣の代わりにある、敵の寝室を目指して。


「……やはり空からも攻めて来るか」

まず私達は照明弾を打ち上げた。やはり、遠隔で動かしているようで、目がくらんでいる敵を散弾で撃ち落とし、私達は二機残し、空に上がる。いつもなら同調している為、隊列を組んで上がるのだが、今は親機がいないので個々に動かざる得ない。私は眼鏡の暗視能力、レーダー機能をフル動作させ、索敵をしつつ闇の中の撃ち合いが始まった。腕、肘、手、指、胸、腹、膝、脛、足、肩と至ることろに仕込まれていた、ミサイル、マシンガン、銃等々をフルバースト、目から口からも、ビームを出す。敵は回避しきれずに、部分破壊され、空に飛んでいく、物や、それを避けるために、地に下りる物がいた。しかしそれを囮に、後ろから接近してきた敵がいた。その敵機体には髪の毛を繋ぎ、コントロールを奪う、ミサイルで撃ち落とした敵も、レーザー、マシンガンで落とした相手も、下にいる二人が修復、コントロールを奪取し、もう一度戦わせる。そうこうしている内に、

『機械部隊を下げろ! 空中戦闘員を出せ! 出来るだけ、魔導士が好ましい! 兵器武装隊は、遠距離戦が得意な者だけ出せ!』

という盗聴先から、相手の声が聞こえてくる。

「……やはり、そう来たか。まあ人間相手だろうが、私達は迷わない!」

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