魔法少女でイイノ?18話 脱出後
脱出後
私が水上に上がってやっぱり人間に戻りたいなーと考えていると、普通に戻れた。そしてそこで待っていた3人は……3人?
「この金髪の子誰? あなたの妖精はどこに行ったの?」
と疑問を速攻でぶつけた。すると成水さんは、
「そういえば私も起こしただけで、話は聞いてないですね、そしてシユは彼女の居た次元に、帰還呪文で戻しました。養成のために」
「我はサターン・エルピス、最後の希望だ。あのパンドラの箱の最後に入っていた」
「やっぱり希望でしたか。推理道理ですね成水様。おめでとうございます」
だからパンドラの箱なんだ。と思いつつ聞いていると成水さんが、エルピスに言った。
「あなたは暮らす場所はありますか? ないのなら、私と共に、パンドラの箱から出てきた化け物たちを倒して下さい。衣食住は保証しますよ」
「ああ、それはいいな、それに我は乗る。我は戦闘好きだし」
今度は成水さんは私を見て言う。
「あなたはどうしますか? 親が亡くなった話は知っています。まだ生き返らせたいのなら相手になりますよ?」
私は首を横に振りながら、
「もういいんだ、もういいの。だって、無理だってみんなに言われちゃったから」
「それであなたはこれからどうするのですか?一緒に戦うのであればあなたもついて来てくれても良いですよ?」
「遠慮しておくよ。だって家にはお兄ちゃんもいるし、お姉ちゃんたちも、そのうち帰ってくるから」
「……そうですか。ではここでお別れですね。心配しないでください。あの化物たちは私が片付けておきます」
「それこそ私もやるよ。だって私の責任だもの。だから連絡先教えて?」
「分かりました。喜んで教えましょう珠樹さん」
私たちは連絡先を交換して飛び立った。私は家に彼女たちは戦場に。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。拙い文章で申し訳ありません。
一章はここまでです。次は2章、姉妹でイイノ? です。
初めての投稿でおっかなびっくり投稿していました。最初は誰も読んでくれないだろう。とか思いながら書き始めましたが、なんと!! 読んでくれる方がいてとてもうれしいです。今、頭に浮かんでいるこの物語の続きは8~10章分あり、何とかそれを書いていけるよう、頑張りたいと思います。ただ、私の文章書くスピードが遅いのもあり、2週に一度ぐらいで書かせてもらっています。この話の後にまた設定を入れようかと思っているので、よろしければそちらもご覧ください。戦いシーンばっかりで飽きてしまいそうな物語ですが、次は少しマシになるように気を付けていきたいです。
次の話でも少しふれますが、主人公たちの世界では、ヴァーチャルリアリティのゲームのおかげで、戦争や、個人の戦いも変わっていたりします。例えば、戦争はゲーム内で行われ、もしゲーム外で起きても、ゲームのように機械を操って機械同士の戦争、もし相手が生身で出てきたら、軍隊の操作に切り替わるなど……。珠樹は、空闘という、空中戦闘ゲームのおかげでここまで戦えました。こんな甘々な設定ですが、楽しく読んでいただけたらなっと思います。




