表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
九章 魔法少女でイイノ!!
188/207

魔法少女でイイノ!! 3話 双子の復活の訳

双子の復活の訳


『そう言えばあなた、どうして生きているのかしら』

そうシンが、宙を舞う土の球体を追いかけながら、同じく土の球体を追いかけている黄金、白に訊ねる。

「再召喚されたから」

「黄金達は召喚主の魔力の混ぜられた水銀を二つの金のサモンエッグに捧げることによって召喚されるんだよ。その方法で今回はあのバカ兄に召喚されたわけ。けど皮肉なものだよ」

『そうね、珠樹に元は使役されていたのでしょう?』

「そうよ。あのバカ叔父から助けたり、再召喚されてからは、あの歌を歌うやつらから守ったりもしたわ」

「でも今回の召喚者はあのバカ兄だからなー」

二人ともすごく不満そうな顔をしている。そして、土団子は珠樹のお兄さんが見えないように書いている、陣の上に近づいてきた。

『それにしても、土団子割れないわね。地面に着く前に出てくると思ったんだけど……』

たしかにそうだ。彼女らなら、陣を書いているのを察して、空中で割り出て、攻撃してくるだろうと予想していたのだ。そこに、美智が、

「詩織様、街中にあの子達が現れたそうです」

私はそれを聞いて青ざめる。

「飯野さん!」

落下予想地点に、陣を書いていた珠樹のお兄さんに声をかけると、

「ああ、解っている。だがどうしたものか」

そう言いつつ陣を書くのを止めて、此方を向く。

「そうですね、私にもどうすればいいかわかりません。ですが行かないと、消去の魔法で消せませんよ?」

それを聞いた、珠樹のお兄さんは浮遊魔法を使い、

「そうだな、行くか。皆ついて来てくれ」

皆が頷く。そして私達は街中に向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ