侵略してイイノ?29話 記憶
記憶
気が付いたら、私はシン・ライルさんに右手に頭、左手で体を支えられて、上空から降りてきた。隣には皐文ちゃんもいる。そして地上には代美ちゃん、サターンさん、小麦ちゃん、小部屋ちゃん、遠くには詩織ちゃん、美智さんがいる。何とかなったのかな? そう思いながら神奈ちゃんを探すが、何処にもいない。シン・ライルさんが地に足を付け、私は降ろされる。辺りを見渡すが神奈ちゃんがいない。
「珠樹ちゃ~ん、皐文ちゃ~ん、お疲れ様~」
代美ちゃんが嬉しそうに駆け寄って来るが、私は少し不安になりながら聞く。
「よ、代美ちゃん。神奈ちゃん何処に行ったの?」
「神奈ちゃん? 誰それ~?」
「え……?」
ここまで読んでいただいてありがとうございます。7章はここまでです。
この章は、実は六角が敵の進行を食い止めていたのに倒してしまった。という物になります。砲塔を無効化して、戦闘できる人間を増やし、逆に攻め込もうとしていたというのが悪魔達がやっていたことの裏にあるのです。この章では前回より絶望的な状態からの、逆転を書きたかったのでうまくいっていると幸いです。
次の章ではこの世界の核心に迫ります。どうか読んでください。




