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魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
七章 侵略してイイノ?
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侵略してイイノ?27話 町を守るために

町を守るために


皐文ちゃんは魔力を使い果たし、それでも忍び刀をしっかり持って、ぐったりしている。私は皐文ちゃんを背負いながら、風のサモンエッグを飲んだことで使えるようになった、翼を出してあの魔力の塊に飛んで向かう。そして、辺りが暗くなってきてるため、闇のサモンエッグを掲げ、刀を召喚、タオルを切って、おもいっきり皐文ちゃんを投げる。

「魔力吸収封印解除」

そう皐文ちゃんが呟くのが聞こえ、魔力にぶつかった。魔力の集まっている球体は、縮んでいき、そして、消え去ったところに皐文ちゃんは電気の翼で飛んでいた。

「珠樹! 僕はこのまま飛んでこの砲身を斬るよ! 今はそれぐらい、魔力があふれているんだ!」

「私も行くよ! もう暗いし、闇のサモンエッグから出した妖刀『加属』が使えるから! その前に、詩織ちゃんに連絡入れないと」

私は加属に鉄のサモンエッグを装着。刀が自在に伸びるようになる。

「そうだね」

そう言うと、皐文ちゃんは、

『今からこの砲身を破壊するよ! 一分後に攻撃を開始するからそれまでに脱出をしてね!』

『おめでとうございます。分かりました。では、代美様、転移魔術を使ってください。神奈様にもらった転移術式の描かれた、紙に連結していただければ、そこから帰ります。しかし持っているのが私なので、詩織様はともかくプリマ姉妹がここまで来れるか……。あ、詩織様が来ました』

『私は大丈夫よ。だから詩織と美智は先に逃げなさい』

と今度誰か解らない声が頭の中に響く。

『君は誰だい?』

『私たち……いや今は私か、名前はシン・ライルとでも呼んで。プリマとエスキが融合したものよ。それより、始めていいわよ。私も、詩織達も脱出したわ』

『わかったよ』

念話を切ると、皐文ちゃんはこちらに向きなおして、

「いくよ! 珠樹、あの砲身、バラバラにするよ!」

「うん!」

刀に金のサモンエッグを装着。刀身が伸び、その刀身で斬りかかる。しかし、敵も反撃はしてくるようで、ビームが大量に飛んでくる。ただ、回避できない量ではなかった。どんどん近づく、すると、砲身から女の人が現れ、此方に何か棒状のものを振り上げ向かってきた。そこで私は、風のサモンエッグをかざし、ブーメランを召喚、それで攻撃を防御、そのまま太刀のみねうちで、落とす。

「そんな! 私チェロが!」

そう叫んだ女性は空に落ちていく。それを見ることもなく、私は、太刀で砲身に斬りかかる。皐文ちゃんも、同じぐらいの長さの電気でできた刃で、溶かし切り裂いていく、そして、斬られた鉄の塊は重力に逆らい、空に上がっていく。時空のねじれた、空間に近づいてきたため私たちは離れる。こうして、世界防衛は成功に終わった。

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