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侵略してイイノ?25話 仲間を信じて
仲間を信じて
「やはり持つべきは友ですね。ありがとうございます。助かりました」
と私はマイクに喋り、皆に連絡を取ってくれた美智に礼を言う。しかしそのマイクの存在に気づいていない、白衣の男性は、
「何を独り言を言っている。まあいい、さっさと殺してしまうか」
そう言うと呪文を詠唱しだしたが、
「そんな悠長なことしててもいいのですか?」
と私は一気に接近する。しかし相手も、
「動くなと言ったであろう! これでお前の住む町も終わりだ!」
と後ろに下がりながらボタンを押す。しかしそんな簡単に逃げられるはずもなく、
「くっ、砂鉄の壁!」
と防壁を張るが、槍で一突き、破壊する。
「ふん! 自分の故郷より自分の命を取るとは愚かな、お前の所為で、この町の全員死ぬのだぞ!」
「いいえ、私はこういう二択は、第三の答えを導き出す為にあると思っています。なので私はどちらも取りました。まあその結末をあなたは見ることはありませんが。終わりです! 一線両断!」




