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魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
七章 侵略してイイノ?
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侵略してイイノ?24話 覚悟を決める皐文

覚悟を決める皐文


私は突然目が覚めた。誰かに起こされたわけでもない。ベットから降りて、居間に出ると、そこには、先に起きたであろう皐文ちゃんがいた。

「あ、珠樹も起きたんだ。僕もさっき起きたところなんだ」

すると、何か脳内に声が響いてきた。

『美智です。誰か、あのレーザー砲をを破壊できる方は居ませんか? 詩織様が動くとあれを発射すると言ってきて詩織様が動けない状態です」

その話を聞いて、私達は顔を見合い、

「私たちで行こうよ」

「僕たちで行こう!」

そう言うと、皐文ちゃんは忍び刀を装備、何か捜査して、魔力吸収を停止させると、

『僕、皐文と珠樹が行くよ。あれって魔力レーザーかな? それなら攻撃をもうしていいよ』

『解りました。詩織様にGOサイン出しますね、ちなみに詩織様はこの話は聞けておりません。魔力遮断されている空間にいるので、イヤホンとマイクで、短距離通信用の通信機器で通話しています』

『じゃあ僕達は行くね。神奈も聞いているんだよね? これでいい?』

『……ああ、あの砲塔をどうにかするために皐文達を休憩してもらっていた。だが、案はあるのか? 案がないのなら私が出すが』

そう聞いてくる神奈ちゃん、すると皐文ちゃんは私の手を握り、

『今から魔力をすべて放出するよ……。その後で珠樹に運んでもらいレーザーの魔力をすべて吸って、その後であの砲塔を斬るよ』

少し皐文ちゃんの手が震えているのがわかる。そこに神奈ちゃんは、

『……やはりそうなるか。確かにあれだけの砲門から放たれるレーザーは、君の普通の魔力貯蔵量を超えるだろう。ならば、空っぽにするのは道理か……。だがリスクもあるのだろう。動けなくなり、極度に運が悪くなる。そんなところか?』

『その通りだよ。だから珠樹に背負ってもらって……』

 『……ならば、途中まで皐文の飛行能力で珠樹を抱えながら飛び、そこから珠樹と飛ぶのが良いのではないか?』

『あっ、成程。それでいこう』

『……無茶はするなよ。後安全のために互いの体を括り付けて固定させておけ』

そして、念話は終わり、私はタオルを探して持って来て、

「行こう! 皐文ちゃん!」

すると皐文ちゃんは強く頷いて、

「うん! 行くよ!」

と、飛ぶ準備を開始した。

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