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魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
七章 侵略してイイノ?
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侵略してイイノ?23話 魔力レーザー砲の管制室

魔力レーザー砲の管制室


「たどり着きましたよ! あなたですね。このレーザー砲を動かしているのは」

そこには博士のような白衣を着ている男性がいた。

「いかにもそうだが、貴様は誰だ? 此処に乗り込んでくるとは……。成程、よい、いや悪い面構えだな。目が死んでるぞ」

「そんなことはどうでもいいです。今すぐこの砲台を撤収しなさい。空間連結で異世界を攻撃するなんてもっての外です」

しかし彼は笑って、

「侵略行為のどこが悪いのかね? 歴史を見ると、どこもかしこもがやってきたことだ」

「いや悪いでしょう。資源がないのなら交易すればいい、土地が欲しいのなら未開の地を切り開けばいいじゃないですか。侵略してそこに住む人はどうなるのですか?」

「そんなもの知った事ではない。悪いというのはお前の物差しだ。俺たちは来年食う物にも困る、人は減少しているが、魔導施設を置く場所が無くなってきた。そこで出てきた議会での決定、異世界侵略。これを貴様は悪と言う。だが、あの世界を指をくわえ滅びを待つのが俺は悪と断じる。ならここは戦いしかなかろう」

そうか、向こうはもう行き詰っているのですか。ですが、

「では、私は手を抜きません。あなたの正義へし折って見せます」

「おっと、言い忘れていたが俺は今、魔力レーザーの発射スイッチを手に持っている。この意味が解るか?」

「成程……、卑怯者ですね、分かりました。卑怯者」

「ちなみにこの部屋は念話などは使えないようにしている。そのうえで、残りの兵をすべて配置した、だから救援も来ないだろうな。はっはっはっは!」

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