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魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
七章 侵略してイイノ?
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侵略してイイノ?10話 招かれざる

招かれざる


神社の近くまで来て、地面に降り、奈波ちゃんを下すと、二人の怒鳴り声が聞こえてきた。

「だから危ないから、外に出てはいけません! 今、人を募って、救助隊を結成しています」

と代美ちゃんのお父さんらしき声が聞こえ、その後に、

「その間に奈波があの化け物たちに殺されたらどうしてくれるんですか!」

女の人の声が聞こえた。その声に反応して、奈波ちゃんが、

「お母さんだ!」

と走っていった。私は一つ嫌な事があったので、隠れると、

「奈波ちゃん! 奈波ちゃんなのね! もう、どこ行ってたの心配したのよ」

「おかーさーん! 死んじゃったと思ったよー! あの怖い人に刺されてたから……!ひっぐ、ひっぐ、うわーん」

「さあさあ二人とも、あの神社に入らないと危ないですから早く入ってください」

それを聞いた奈波ちゃんは後ろを振り返った様で、

「お姉ちゃんも早く入ろ。ってあれ? 珠樹お姉ちゃん?」

その言葉を聞いた後私はこっそり町の中に戻っていった。その後ろで、

「飯野ちゃん? 一緒にいたのかい?」

「おねーちゃーん? おねーちゃーん!」

私はまだ、おびえていた。あの神社に戻ると皆に怖がられるのではないかと、それとニュアンスである程度解ったが、たぶん彼女たちも一度悪魔になっていたのだと思う。貫かれて、憑かれて、悪魔になって、小麦ちゃんが戻って、解放されてだと思う。そんなことを考えながら私は友達の救援の為に市街地に戻った。

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