侵略してイイノ?7話 次元侵略軍砲塔侵入隊
次元侵略軍砲塔侵入隊
「なかなか上りましたね、いえ、下りたのでしょうか?」
と私は階段を上がりながら、エスキ、プリマ、美智に言う、というか疲れました。
「なによこいつら、あたしたちを狙って大量に押し寄せて来るじゃないの!」
エスキは敵にナイフで切りつけながら、息を荒げつつ、声を出す。
「そうねー。何か策はないの? 此処を爆破しちゃうとか」
「それもアリなのですが、まだその時ではありません。敵の生産を止めなくては、敵の攻撃は止まりませんので」
私も戦いつつ上がる。私たちは私を先頭として、右にエスキ、左にプリマ、中央に美智という陣形をとっている。その上の方から敵が下りて来る。それをなぎ倒しつつ螺旋階段を上がっている。そこに、
「「ようこそいらっしゃいませ」」
と二方向から声が聞こえた。するとプリマ姉妹が少し驚いた後、少しおびえた顔をして、下を向き、
「この声、お姉ちゃんの親友だった……」
「そうね、ブレーヴね!」
そして、上を向いた二人、そこには体の半分以上が機械と化している女性がいた。
「誰ですかそれは」
「私たちの名は、
「MABMのヴィオ」
「同じくヴィア」
「「あなた達を倒すものよ」」
「ならば、私たちが戦うわよ。ねっ、姉さん」
「そうねー。私たちのコンビネーションに勝てるかしら?」
とエスキとプリマが気合一杯に向かって行く。そして二人が敵将を抑えているうちに、私と美智は上に向かって行った。
「美智、私達は生産室を破壊した後に敵の大将の首を狙います。ついて来て下さい」
「はい」




