133/207
悪魔になってイイノ？１６話 周りの状況
周りの状況
人が落ちてくる。それをライル姉妹がダメージ防壁を張って、その人たちを救っている。皐文はそれでも漏れた人たちをキャッチして助けている。私は衛星との通信を開始、情報を収集して、データを更新、そして、
「ね～ね～、神奈ちゃん、あれなんだろ～」
その代美の声を聴いて、私は代美が指をさす先を見上げる。黒い太陽があった場所に砲身のようなものが地上を狙っている。そして、砲台は何か違う場所にあるようで、そこから上は空間が歪んでいる。
「あれは……私たちの世界にあった、侵略兵器ね」
とプリマが下りて来て、私に教えてくれた。
「……と言う事は危ないんだな。一時撤退して、体制を立て直そう。詩織、珠樹を抱えてくれ。撤退だ」
「ええ、分かりました」
そして私たちはとりあえず珠樹の家に向かうことにした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。６章はここまでです。
この章で悪魔との因縁が片付いた形となります。今回は、珠樹の防御力をダウンさせました。どんどん弱くなっているように見えますが、本人だけの戦闘力は上がっています。しかしアイテムに頼っていた面もありますので少し弱くなってもらいました。ですが、次の章でもサモンエッグは活躍します。今回の章では絶望的を表現したかったのですが、うまくいっていましたか？
次回はライル姉妹の元居た世界との戦闘です。自分は書き溜めをしている為、終わりが見えてきました。後３章で終わるつもりです。そこまで読んでいただけると幸いです。
