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魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
五章 戦ってイイノ?
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戦ってイイノ?27話 降下作戦

降下作戦


「あと少しで降下地点ね。姉さん、詩織、美智、サターン。準備はいいかしら?」

エスキが皆に聞く。私は兵科札を確認、全部持っている。プリマも、魔法陣を書くためのチョークの落ちた場所と数を確認している。美智は応急処置用の道具を、サターンは、神奈から貰ったと言っている、長い筒を確認している。

「私は大丈夫です。皆は?」

「我も大丈夫だ」

「私も行けるわよー」

「おめでとうございます。これで出発できますね」

私達は地点の上で飛行機から飛び出し、降下を開始。サターンは砂をばらまき、プリマはあらかじめ、衛星や今のフライトで調べておいた霊的に重要な地点、いわゆる龍脈に大きな木の杭を打つ。そして、ばらまいておいたチョークを操り、陣を書き始める。

「詩織! 南南東から敵機接近だ。火縄銃いけるか?」

「分かりました」

私は射撃兵の兵科札を取り出し、変身。

「装備八咫烏、撃ち方、始め!」

私は八咫烏を装備、周りに大量の火縄銃のような現代の銃より威力の高い銃を出し、一斉に撃ち始める。それらは当たった瞬間大きな爆発を起こして、その飛行物体らを落とした。

 「次は?」

「南東後は南南西にも来ているな。南東は詩織、南南西はエスキ頼んだ」

「はい!」

「分かったわ」

エスキはナイフを構えて言う。どうやらこちらを脅威と感じたようで、ミサイルを撃ってくる。それにエスキはナイフをぶつけ、私は火縄銃で応戦。ミサイルは味方にぶつかることなく全部落とした。機銃も撃とうとしているが、遅い! 敵機を攻撃。それは火を噴きながら高度を下げつつ途中で爆散した。その時、下ではプリマが打った杭が大木へと変化を遂げ、それの根本が大きく開き樹洞となり、その中に霧が立ち込めた。そしてその霧の中から作戦通り戦車が出てきて、枝と葉の間からは戦闘機が現れ、攻撃を仕掛けていく、そして私たちは着地。戦闘態勢を瞬時に整え、装備も兵、槍に変え、戦車の道を切り開く為に、

「一線両断!」

防壁を斬り、その道を戦車が進む。

「私たちの仕事は終了です。帰投します」

「では、ゴーレムを出そう。それに乗って撤退だ」

そう言うと、足元のアスファルトの下の土が盛り上がり、それはいきなり跳んだ。

 「防壁の魔法陣は張ってあるから、衝撃等は気にするな」

しかしそれは海には跳ばなかった。どんどん大陸の中央に吸い寄せられて行く。

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