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魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
五章 戦ってイイノ?
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戦ってイイノ?25話 共同戦線

共同作戦


私が海中から出ると、

『……司令室に集まってくれ。繰り返す、司令室に集まってくれ』

そう拡声器から声が聞こえ、司令室室に向かう。

「……来たか。では作戦会議を始める」

私以外は皆来ていたようで、私が到着すると共に会議が始まった。

「まず私から、私たちは大陸の合衆国からお金を頂いて、この沈んだ大陸に奇襲をかけるよう仕事を依頼されました。なので、私達はあの大陸に攻め込もうと思います」

と詩織ちゃんが言うと、エスキさんとプリマさん、安藤さん、サターンさんが頷く。

 「じゃあ私も……」

と私が言うと、

「いえ、あなた達は海上封鎖をお願いします。珠樹さんと皐文さんは魔法陣を作る不確定要素にしかなりません。それにこの海域に集まっている神奈さんと代美さんの艦隊を使って海上封鎖を頼みたいのです」

すると代美ちゃんが少し悩んでから、

「艦隊動かすの神奈ちゃんに頼んでるから~、私ならね~付いて行けるよ~」

「ならば、狙撃をお願いできますか? この船の上からですが」

「うん~、わかったよ~」

「では、頼みました」

「ちょっと待って! 僕、解らないんだけど、どうやって5人で制圧するんだい?」

そう皐文ちゃんが聞くと、代美さんが、

「ご心配、ありがとうございます。ですが大丈夫です。転移型の魔法陣で魔法の弾を積んだ戦車を転移、その戦車で制圧すると言う作戦です、ご理解いただけましたか?」

その話を聞いた皐文ちゃんは

「うん、わかったよ」

と頷く。

「それに、大陸側の海岸に合衆国の海軍も来ています。その海軍が攻撃を仕掛けその隙に龍脈を奪い、魔法陣を作るつもりです。では、御武運を」

そう言うと、5人は出て行ってしまった。

「……さて、私達がやるべき事は、今から飛ばす5人を乗せた飛行機を守ることだ。これは珠樹と代美に頼みたい。皐文は沈んだ大陸の港や上空に何か出ないかを見るのを頼む」

「わかったよ。じゃあ少し急いだほうがいいかな私は」

そう私が聞くと、

「……どうだ、詩織達はもう出そうか?」

そう虚空に向かって神奈ちゃんが聞くと、拡声器から、

『そうですね……、後一分で発進可能です。お急ぎ頂いたほうがよさそうですね』

「分かったよ。じゃあ行こう。代美ちゃん」

「あ~あたしはね~、狙撃するつもりだから~後でのんびり行くよ~」

「成程、じゃあ私だけで行ってくるよ」

「……ああ、頼む」

「うん!」

そう言うと私は急いで、護衛のために飛行機に向かう。そして、詩織ちゃんに、

「私が護衛するからヨロシクね!」

と言うと、

「え、あなた、音速で飛べるのですか?」

「へ? 音速?」

「そうよ、この飛行機、音速出るのよ。それに合わせて飛ぶのかしら」

とエスキさんも言う。

「じゃあ私どう護衛をすればいいんだろう……」

と私は悲しくなってしまった。すると、プリマさんが、

「サモンエッグに任せたらいいんじゃないかな?」

「あ、そっか。なら風鳥で!」

私は風のサモンエッグを一つ飲んで、空を飛ぶ。そして風のサモンエッグをばらまき、

「さあ皆、詩織ちゃんたちを護衛して」

「あいよー」

「分かりました」

「いっくよー」

と言うと同時にジェット機がすごい速さで飛んでいく。それに続いて風鳥達も飛ぶ。そして私は背中から感じる変化を確認、羽が生えていることを知り、その羽でゆっくりと降下した。着艦に成功し、皐文ちゃんに動きがないか、見張り台に聞きに行く。

「どう、皐文ちゃん。何か動き有る?」

「海岸に停泊してていた、何隻かの船に動きがあったけど、代美が全部沈めちゃったんだ」

「やっぱり代美ちゃん、すごいね……」

 「あ、あと神奈が終わったら来るようにって言ってたよ」

「分かったよ」

皐文ちゃんの言葉を聞き、司令室に向かうことにした。

「神奈ちゃん、私何すればいいの?」

「……先ず敵に動きがあるか、皐文に聞いてくれ」

「何隻か動きがあったらしいんだけど、全部代美ちゃんが沈めたって」

「……聞いてきていたか、成程。じゃあ海上は代美達に任せるとして、珠樹は海中の潜水艦を仕留めてくれ。違う岸か、地下の港から出てきたのだろう」

「分かったよ。それじゃあ私、行ってくるよ」

「……頼む。だが、無茶はするな。後これを持って行ってくれ、敵と味方を識別しやすくなるはずだ」

「うん!」

私は神奈ちゃんが渡してくれた、水中ゴーグルを持って、艦橋を出た。

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