表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
五章 戦ってイイノ?
106/207

戦ってイイノ?18話 神奈怒られる

神奈怒られる


「さて、この世界の摂理を乱した理由は……まあわかっているが、その後の方針を聞こう」

いきなり神奈ちゃんがサターンさんに正座させられている。私はそれを見ながら、

「ねえ、なんで神奈ちゃん怒られているの?」

と詩織ちゃんに聞いてみた。すると皐文ちゃんと代美ちゃんも、

「僕も気になるな」

「あたしも~」

と詩織ちゃんを3人で見た。すると詩織ちゃんは、少しため息をついて、

「ならば掻い摘んで話しましょう。魔法はなぜこの世界で流行しないかという事の説明をしなければならないのですが、まず、非効率、これは聞いたことはあるかと思いますが、これ以上にこの世界の性質というものもあります。この世界は機械が中ぐらいまで成長していて、魔法はほとんど使えない世界である必要があるそうです。これを守るのがエルピス、そういう事だそうです」

「つまり、サターンさん達のルールを破ったってこと?」

と私は説明してくれた詩織ちゃんに聞く。

「そういう認識でいいと思います」

「けど、エルピスって何者なんだい? 小部屋も本名はエルピスだったよね?」

と首を傾げる皐文ちゃん、確かに小部屋ちゃんの本名はサン・エルピスだと聞いたことがある。その質問に対し詩織ちゃんは、

「確か7つの世界の調和させるものと聞いています。例えばこの世界で魔法が盛んになるなら、その根源や、記録、記憶を削除するのが彼女たちだそうです」

「へ~、そうなんだ~」

と詩織ちゃんの話に対し、代美ちゃんが相槌を打つ。そして、神奈ちゃん達の話に耳を傾けると、

「……とりあえず、あのメールはもう消えたはずだ。そして、作りあげた、魔術内蔵型爆弾のレシピは忘れるように代美に細工してもらった。そして魔術の心得が無い者には解体しても内部構造は分からないようにしているだから安全だが、相談せずにやったことは悪かった謝罪する」

「ほう、なら許してやろう。だが、今度魔術を広めようとするなら容赦はせんからな。この世界の土と岩すべてが敵になると思え」

「……わかった。以後気を付ける」

と神奈ちゃんはサターンさんの目を見たまま言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ