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魔法少女でイイノ?  作者: 月読雨月
五章 戦ってイイノ?
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戦ってイイノ?17話 航空母艦にて合流

航空母艦にて合流


ジェット機が航空母艦に着艦して、皐文ちゃんと私は空母に降りる。するとそこには、

「……お帰り、珠樹、皐文。お疲れ様」

「ただいまっ、僕たち結構頑張っただろ?」

と皐文ちゃんがえへん! という効果音が付きそうなほど威張っている。

「ありがと~、皐文ちゃんに珠樹ちゃん。けどね~、あんまり危ないことしちゃ駄目だよ~。親友が死ぬのなんて嫌だもん」

と代美ちゃんが心配そうな顔をしている。

「ありがとう、代美ちゃん。心配してくれて」

と私は思ったことを口にして、それに続き、皐文ちゃんが、

「当たり前だよ! 親友だもん!」

って、

「……何故皐文が答える?」

と神奈ちゃんが突っ込んでくれた。そんな話をしている間にも時間は進んでいく。

『神奈! 大変です! 沈んだ都の軍がこちらに向かってきてます。迎撃の準備を! 後大陸の合衆国の飛行機が接近しているのも確認しました。どうします?』

と、この船からの声が聞こえた。すると、神奈ちゃんは、

「……そうだな、迎撃しよう。まずは艦載機を出そう。あちらは出してきているか?」

その隙に、皐文ちゃんが艦橋へと駆け上り、

『いえ、出してはいない様子ですが……』

『けど、今から出るみたいだよ』

と伝声管から皐文ちゃんの声が聞こえてきた。

「……なら今すぐ出すしかないな、発艦開始だ。そう言えば、三段式……」

「わかりました! 今すぐ行います。今すぐその場所をどいてください」

と神奈ちゃんの声が遮られた。

「……お、おう」

と神奈ちゃんが驚いていた。そして私達も艦橋に向かう。そして、艦載機はどちらも同時に発艦した。私達は、

「どうする? 僕たちも出るかい」

「……いや、今回は大丈夫だと思う。あの飛行機が如何するのかにもよるが……」

すると、いきなり無線から声が、

『そこにある船、そのような艦載機では戦えません私達が引きつけますので撤退して下さい』

と声が聞こえた。この声は聞いたことある声で、

「詩織ちゃん?」

と私は声をかけた。

『この声は……珠樹ですか? という事は

その航空母艦は神奈が出したものですね?』

 私が答えようと口を開きかけた時、神奈ちゃんが、

「……私が答えよう。聞こえるか? 詩織。これらは、私達の兵器だ。君たちはどうしてここに?」

 『はい、聞こえてます。わかりました。あなたの船なら話が早いです。ですが、話はあの航空母艦と艦載機を倒してからですね』

「……そうだな、先ずはあの航空母艦だな。それで、こちらに向かってきている大陸の飛行機は、君たちの乗っている物で間違いないな?」

『その通りです。では、艦載機はあなた達に任せます。航空母艦はサターンが破壊するとのことです』

「……分かった。なら、私達が直接攻撃せずともいいな」

『そうですね、艦載機同士で戦わせておくのが一番です。あなた達自身は出なくてもいいですよ』

「……ああ。では受け入れの準備をする」

そう言うと、神奈ちゃんは、私達が乗っている航空母艦に、

「あの飛行機を受け入れられるか?」

と聞いた。すると航空母艦は、

『いえ、大きすぎですね、着艦が不能かと……』

と航空母艦が言う。するとそれを通信機越しで聞いていた、詩織ちゃんが、

『では、こちらで着陸場所を用意します。今から送る海域を開けておいて下さい』

「……成程、分かった。そこにサターンが陸地を作るんだな」

『ああ、その通りだ。だが、神奈だったな、お前は後で用事がある』

と少し怖い声でサターンさんが答えた。

「……わかった。サンにも叱られているから、大体予想はできるが、お手柔らかに頼む」

『ああ、それならば軽く説教で行くか、では作戦開始だ』

そう言葉が聞こえた後、通信は止まった。それと同時に、敵航空母艦が下から大岩に貫かれ、岩と共に爆散した。そしてその破片は、飛び立って間もない艦載機に岩がぶつかり、5,6機落ちた。そして出してすぐだった為、残り、3機になりこちらが出していた艦載機が残りのすべて落とした。

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