表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/30

第16話 「1万円」を稼ぐためのひとひねり

父の時間を節約する。


普段なら父の仕事内容をよく知らないケンタでも、今は何に時間を使っているのかわかった。

年賀状である。


家族の食事の席でも「そろそろ年賀状を出さないと」「今年は枚数が多いから」などと会話になっている。


ケンタ自身はラインかメールで一斉送信すればいいと思っているが、両親は何かと付き合いがあるようで年賀状を100枚単位で出しているようだ。


年賀状の時間をインターネットの情報を使って楽にする。

それが父の時間節約に対するケンタのアイディアだった。


アイディアを実行する前に事前調査が必要なことをケンタは学んでいたので

インターネットで年賀状に何ができるのか、軽く事前調査をした。


それによると年賀状は、郵便局が作ったアプリを使用すると図柄は簡単に作成できるらしい。

さらに、住所データを入力すれば印刷も可能なようだ。


へえ、意外と進んでいるな、というのがケンタの印象だった。


このまま情報を持って行っても、父との交渉には役立たないことを母との交渉で失敗したケンタは学んでいた。


おそらく「そうか、ありがと。」の一言で済まされてしまうだろう。


どうやったら自分に「1万円」の稼ぎがくるようになるか。


ケンタは、もう少し脳みそを使わないといけない。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ