死に際....そしてーー
2週に一回って言ってなかった。だと?
暇さえあれば書いてしまうのが私のポリシー!
因みにポリシーって何だろね?
6話あらすじ?
初めての戦い、終わりかと思えば----------
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どういう事だ?
龍もといドラゴンがこんな所にいる?
俺らをまだ認識は出来ていないが20〜30メートル程の背丈を持つドラゴンだった。ドラゴンの伝説は理性を保持すると言われてた。しかし、今のドラゴンは荒れ狂っているようにしか見えない--------------------
「グルルル!ヴォォォォオオオ‼︎」
というか、こいつ何でこんなに狂暴なんだよ!
やべぇ、逃げるにもミナを置いて逃げるわけにはいかない。もちろん、後ろの2人もだ。
くっそ!仕方ない時間を稼ぐしかない!
「ミナ!俺はこいつの注意を引く!その間に後ろの2人引っ張って孤児院の人たちに避難しろと伝えてくれ!」
「で、でも!」
「大丈夫だ、少し、森の奥まで行くだけだ!足の速さなら自信はある!だから、急げ!」
何時もの表情ではない俺を見て驚いたのか。
「ひゃ、ひゃい!」
と、素っ頓狂な声を出して俺の言う通りに従ってくれた。
よし、勝てるとも思ってないし、ましてや逃げきれるとも思ってない。
だが、ここは、2歳の頃から1人でこっそりと剣術の練習をしていた場所だ。ここら辺の奴よりは、知っている。逆に引きつけたなんて真似はしたく無いからな。
今日、俺はここで死ぬかもしれない。
でも....無能な俺が、何もしないよりはいい。
「オラ!ドラゴン!俺が相手だ!」
と言って俺は近くの石で頭をぶつける。幸い地上に降り立っていたので当てる事ができた。
当てられて激怒したのだろう俺を見て
「グオォォォォオオアア!」
という雄叫びをあげて俺に向かってきた。
俺は駆け足で森へと逃げる。
俺は逃げる間に考える。
何故こいつはこんな所にいる?やはり、【カーテ】とその持ってきた女に関係があるのか?
分からん‼︎取り敢えず狂暴化を止めない限りは俺も死ぬし、簡単に死んでしまえば彼女達や孤児院の人たちまで犠牲が出る。それは、何としても避けたい。
考えながら逃げるもドラゴンが追いかける。
逃げる
追いかける
その差わずか30メートル
逃げる
追いかける
逃げる
追いかける
ドラゴンとの追いかけっこは、僅か2分で終わってしまった。
ドラゴンは、俺が逃げる事を諦めたのを悟ったのかゆっくりと歩を歩める。
はは、木刀一本じゃどうしようもないな。俺の人生もあっけなかった。3歳でこんな事したんだミナぐらいは、俺の勇姿を覚えてくれたら良いんだけどな。
そんな絶望の中、勇気ある奴...いや、馬鹿がいた。
「....!ファイアボール!」
ドンッ!そんな音はしたがドラゴンはびくともしないそれどころかミナへと敵意を向ける。
敵意を向けられたミナは動けなくなっていた。
ドラゴンの爪が狙いを定める。
「つっ!あのバカ!」
俺は真っ先に駆けつけるそして、かばう様に抱きつき...
「ガァァァアッッッ‼︎」
この声は、ドラゴンでもミナでもない、俺の声だ。
ドラゴンの爪から受けた身体は、俺の背中は右肩から腕がなくなり、背中は斜めに斬られ左足は斬られてはいなく、代わりにベチャっという音とともに地面に叩き潰された。
「あ、アアッ!」
急に、ミナは涙目になる。
「アアッ...ゴメンナサイ....ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ」
何で、謝ってるんだ?そう言いたいが口から血が止まらない。
「ゴフッ!...グフッ!ガハッガハッ!」
正直こんな状態でも意識があるから人間はしぶといと思う。もう、こんなになったんだから早く死にたい。
だが、今は言わないといけない事があるそれを言わなければ----------
俺は涙目のミナに言う。
「ゴフッ!ゴフッ!....ミナ...おね....がいだ....」
「ゴメンナサイ‼︎ゴメンナサイ‼︎ゴメンナサイ‼︎ゴメンナサイ‼︎ゴメンナサイ‼︎」
「ミナッ!」
俺の大声でビクッとするがそんな事は今はどうでもいい。
「.....生きろ...ガハッ!そ...して.....お...れの...こ....わ....れ...ろ」
こいつは、優しい奴だ。一生俺の事に負い目を感じるだろう。そんな事は、俺は友達には思って欲しく無い
「....何...言ってるの?....一緒に....孤児院...帰ろ?....そして....たく....さ....んお喋り.....するんだ....よ。」
だが、それは(••)応えない。
「......‼︎......ねぇ...何か.....言ってよ....おねがぃ...いってょ...うわあぁぁぁぁん!」
シュウ享年3歳でこの世を去る----------
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「......?....あれ?生きてるの俺?」
「いやっほ〜シュウ!」
「おわっ!って!ペルセポネ!?」
「うん!そうだよ〜三年ぶり?随分と小さくなったね〜お姉さんの胸に飛びついてもいいんだよ〜」
「そんな事するか!それより、お前がいるって事は...俺は死んだんだな.....」
「?いや、まだ生きてるよ!少しは、説明しなさいって他の神に怒られちゃってさ〜テヘペロ‼︎」
「.......ひくわ〜」
「エッ!?そこは可愛いとかでしょ!」
「え〜お前の事知らない連中だったらそう思うだろうけど....中身おばあさんだし、しかも容姿が幼女ではないにしろ24、25くらいだから...ん〜妥協点かな?」
「.....まぁいいわそれより、シュウにユニーク魔法のこと説明していなかったからねあのままじゃ一生使えなかっただろうから教えとくのよ。」
「魔法か〜まぁ意識が戻ればミナを逃す一手ぐらいにはなるか。で、そのユニーク魔法って何なの?」
「ぶっちゃけイかれてるわこの魔法」
「ハイ?」
「簡単に言うとね、貴方が想像した想像物は、創造まぁ言い換えれば実現化するみたいなイカれた魔法よ」
「何それ!チートじゃん!何でそんな事教えなかったの!」
「いや、単純に面倒だったから?」
「質問を質問で返すなっ!」
「まぁまぁいいじゃないこんなイカれた魔法が有るんだから」
「でも、俺考えたら魔力量0だったぞ....」
「ああ、それなら問題ないわ」
「は?」
「シュウにはユニークスキルがあってね。2つあったはずよ。確か、ステータスの可視化と、探知系魔法無効化ね。多分魔力が感知されなかったのは探知系魔法無効化のパッシブスキルが働いてたのね。これは、onとoffが出来るからonにしたら感知できるはずよ。まぁそれはステータス可視化のスキルで見てね。」
「.......」
「取り敢えず、私が説明するのは以上よ。」
「なぁペルセポネって何で話し方が時々変わるの?」
「そりゃ私の美貌が戻っていくのに幼女の喋り方をしたら幻滅するでしょう?」
「ああ〜簡単に言えば年取るごとに話し方が変わ...」
「さぁ!今あっちのシュウ少し危ないからさっさと帰らすわね後、創造魔法は英語でしか使えないはずよ!じゃ!First stage, end of a dream!(第一段階、夢の終わり!)」
「また、このノリかよ〜!」
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「......‼︎......ねぇ...何か.....言ってよ....おねがぃ...いってょ...うわあぁぁぁぁん!」
ミナの声が聞こえる。凄く体が怠いそして寒い、血が足りていないんだな。
創造魔法....取り敢えず、俺の体から治さなければ
俺のイメージは身体中の皮膚や筋肉を細胞レベルにイメージしてそれを再生するという考えだ。
イメージは.....取り敢えず....できた....後はスペルだ。修復の意味でいいよな。
「.....ガハッ‼︎」
「.....‼︎シュウ!」
「repair!(リペア)《回復!》」
俺に何かを感じたのかさっきからドラゴンは動こうとしない。
その間に、血こそ戻らなかったが骨、筋肉、皮膚を元に戻す事ができた。
「......シュ...ウ?」
まぁそんな目で見られても仕方ない、今まで無かったものが生えてくるように出てきたからな。
「体は....まぁ怠いよなそりゃ。仕方ないこれで狂暴化を抑えてもらう。 Enchant sleep!《エンチャント 眠り!》」
俺は、木刀に眠りの効果があるという非現実的な事をイメージして魔法を言う。
木刀だけじゃ少し心許ないな。エンチャントが使えたんだ、自分自身にもかけられるだろ!
「 high speed!《速化!》」
これで大体は終わりだ。
「よっしゃ!行くぞドラゴン!」
そして俺は、音速まで速度を上げる----------
「うぉら!喰らえ、くそドラゴン!」
魔法剣で翼、足、手という順番で斬り込んで行く
流石にドラゴンだけあって斬り込みは入れるも斬るという事は出来ない。だが眠りのエンチャントを加えたお陰で、少しずつもドラゴンの攻撃速度が落ちてきた。だが、未だに狂暴だ。余裕が無くなったのか魔法を撃つ準備をする。どうやら、魔法を撃つには相当な時間を喰う感じなので俺は、ここが決着だと思いケリをつける。
「俺がこんな隙を見逃すと思うかよ!」
俺も、木刀を振る間にもイメージして睡眠効果を持った霧などを作って発動させる。どうやら、だいぶ弱ってきたらしい。だがあちらも魔法の発射態勢は整ったようだ。狙いは俺なので後ろは森になるように位置を変える。
「グオオオアア‼︎」という咆哮と、激しい光が当たりを照らす。規模は大きく、後ろの森は、元から砂漠だったかのように思うほどの威力だった。音速の速さまで上げれるhigh speed を使わなければ死んでいただろう。
「お前の攻撃は避けた!次は、俺だ!大人しく眠っとけぇぇぇぇ!」
high speedの助走を使ったジャンプは余裕でドラゴンの頭を超え、俺は剣を頭に狙いを定める。
「グォォ....ォォッッッ」
木刀なのでアタマは割れはしなかったものの眠らす事は出来た。取り敢えず手と足は創造魔法で縛っておき【カーテ】のせいで理性を失われていたのならば解放したほうが良いだろう。
ズドンその音で俺は、戦いに勝った喜びと、生き残れた喜びで気が抜けた。
「ああっ!やっと終わった!」
「シュ....ウ君?ねぇシュウ君なの?.....」
「何言ってんだ本物に決まってるだろ」
「だ...だって魔法使えてるし....それに私を...庇って..」
「うーんそれは今説明出来ないけど安心しろ!俺はシュウだ!」
「う....」
「う?」
「うわあぁぁぁぁん!」
そう言って、ミナは俺に抱きついてくる。
「ど、どうした⁉︎どっか痛いのか?俺が治してやるから見せろ!」
「ううん、違うの!ただ、シュウ君が生きていてくれた事が嬉しかったの!ありがとうシュウ君!本当によかった」
「そっか、それなら良いんだけど.....あれ?」
とてつもなく眠い。今はドラゴンを拘束しなくてはいけないのに体が言う事を聞かない。
「....⁉︎どうしたの‼︎」
「いや...少し眠いからこのまま寝る....お休み」
俺は、抱きつかれたままだったが御構い無しに寝る。
「え、ちょっと!.....もう仕方ないなシュウ君は....」
ミナは地面に座り、シュウに膝枕をする。
最後にシュウが聞こえたのは----------
「だ....きだよ....シ....君」
さてさてドラゴンを倒すところ全然戦闘シーンになってないと思った人
素人作なんで温かい目で見守ってくださいね!
後、ネタくれたら嬉しいですww