孤児院に向かおう!
お久しぶりです!
前話で2週間後と申し上げましたが、だいぶ時間が経ってしまい申し訳ありません。
m(_ _)m
言い訳で心苦しいですが一応作者は受験生で、大詰めの時期に入っています。
なので、4月までは不定期になると思いますので何卒宜しくお願い致します。
15話
俺は今どんな顔をしているのだろうか。
涙でいっぱいなのだろうか。それとも怒りでいっぱいなのだろうか。
どちらでも構わない。俺は、心底この2人をここにつれてきてよかったと思っている。
シリエラの話を聞いてから、俺は自分とその村人達についてずっと考えていた。
まず俺は安易に過去の話を聞いてしまった事を後悔している。
後悔した事については納得できる。あれは、3歳には荷が重すぎる。シリエラが必死に丁寧な言葉で話そうとしているのがよく分かる。たぶんあっちでは言葉も丁寧にしなければ殴られていたんだろう。
次に村人だ。姉妹達が召喚界から来たって事は、逆に召喚界に帰れるって事にもなる。
今帰れば、今度こそ彼女達は死んでしまうだろう。
俺は、根拠も無い理由で彼女達を虐める村人達が許せなかった。
「....さん....シュウさん!」
「ああ、どうした?」
「ごめんなさい、私の話を聞いてもらって...面白くなかったですよね...」
「いや違うんだ。....なぁ、シリエラは今までの人生は楽しかったか?」
何を質問してるんだ俺は...3歳の女の子に話しても通じる話じゃ無いだろ
「....確かにそうかもしれません。だけど、私は....私達はここに来るまでは絶望という言葉がぴったりでした。
だから、私はここに来て良かったと思います。まだ、少ししか経ってないけど、自分で言うのも何ですけど私の頭を撫でてくれる人に悪い人はいないと思っているんです。だから今の所は大丈夫ですよ。」
「.....」
しばらく俺らの間には沈黙が流れた。
「なぁ、シリエラの姉さんが起きたら少し話があるんだ。その時にまた話をしないか?」
「は、はい」
少し緊張した声だったな?大丈夫かな?
「よし!じゃあ辛気臭い話は終わりにして、取り敢えず孤児院に向かおう!」
「孤児院に、ですか?」
「うん!俺は孤児だからね、孤児院に住んでいるんだ。」
「でも、私たちが行ったら迷惑になりませんか?」
「いいや、ここら辺は戦争が多い地域だからね、戦争孤児みたいな子はいっぱいいるんだ。だから2人くらい増えたって問題はないさ」
「で、でも...」
んー中々意地っ張りというか人に迷惑をかけたくないんだろうなぁ、元日本人としては分かるんだけどここは意地でも連れて行かなきゃいけないからな。
「頼む!俺、勝手に夜に抜け出してきたんだ。だから来てくれないか?もしかしたら先生が起こらないかもしれないから!」
こう言ってやれば、素直にきてるれるかな?
「ふふっ、シュウさんは面白い人ですね...わかりました、私たちも行きます。」
よし!誘い出し成功!
「じゃあ行こっか、シリエラの姉さんは俺が運ぶけどシリエラは歩けるか?」
「はい、問題ないです」
「じゃあ、こっちだからついてきてくれ」
「はい」
今話も読んでくださりありがとうございます。
後、短くてすいません!




